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サバク

『砂漠』

著者 伊坂幸太郎

青春小説、だろうな、これはきっと。
舞台は仙台、主人公は仙台の大学に通う大学生たち。
語り手の北村は、「近視眼型と鳥瞰型に分けるなら、鳥瞰型」と
「やませみヘア」の同じ法学部に入学した鳥井(「ぎゃはは!」と笑う)に言われる、少しクールな大学生。

北村たちが大学に入学して出会う「春」から、「夏」「秋」「冬」といった
具合に、それぞれの季節に起きた出来事と、一方で、ある一貫した事件が展開していく。

起こる事件は、普通に生活する大学生にはなかなか起こらないような
ことだし(少なくとも私の周りでは)、
そもそも登場人物が、
世界の平和をめざして麻雀で「平和(ピンフ)を上がるんですよ」というラモーンズ(というバンド)好きの西嶋や、超能力でものを飛ばしたりできてしまう南、陶器質の肌の美人で無表情の東堂といった感じで、濃い。(そんな登場人物たちも成長していくのですが。)

けれども、私が今、大学4年で、卒業間近、残りの学生生活を
存分に満喫したい、と思っているせいか、
『砂漠』を読んで、
彼らの「学生生活」に共感したり、身近に感じたりすることが
多くあった。
私の学生生活は、もっと、何もなかったけど(笑)

しかし!
学生時代はよかったよなあ、なんて
社会という砂漠に出てから、懐かしむことはあっても、
逃げるようなことは考えないぞ!

確かにそう思いました(↑詳しくは、『砂漠』本文参照)。

私は、この小説を学生生活を終える直前の時期に読んで
良かったなあ、と思ったんだけど、
もっと時間が経ってから読んでも、また、違った味わいがありそうな
気がします。

友情、恋愛、仲間、過去、未来。
現在。
今、できること、ってのが大事なんでしょうね。

『砂漠』

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エノ
詳細情報
  • 発売元: 実業之日本社
  • 年(代): 2005年
  • 価格: 1524+税
  • ISBN: 4-408-53484-6

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  • 2006/01/16登録
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