Jean-Luc Godard
フランスを、そして20世紀を代表する映画監督。
1930年 12月 3日パリに生まれる。医者の父親と、パリ銀行頭取の娘である母親とのブルジョワ家庭に育つ。幼少期はスイスで育ち、ソルボンヌに入るための予備課程でパリに戻る。そのころからシネマテークへ通いはじめる。
Cahiers du Cinema(現在まで続いている映画雑誌)での批評活動から監督へと、他のNouvelle Vague 監督達と同じ道を歩みつつも、実は長編デビューは最遅発組。54 年“コンクリート作戦”、55 年“コケティッシュな女”、57 年“男の子はみんなパトリック:シャルロットとヴェロニク”、58 年“水の話”、“シャルロットとジュール”、と 4本の短編映画を制作した後、1959年“勝手にしやがれ”で商業長編映画デビューを果たす。
“勝手にしやがれ”は世界中で大ヒットするがヒット作に恵まれていたわけではない。作をすすめる毎に映画の古典的な枠組みを崩していき、難解度は増していく。そして1968年のパリ 5月革命によって、商業映画の世界からはいったん離脱する。
1969年頃からジャン=ピエール・ゴランとジガ・ヴェルトフ団を結成し、非商業映画による政治闘争をすすめるが、映画的成果は残したものの、社会的成果という点ではあまり活躍していない。
1973年頃ゴランとの共闘関係を解消し、グレノーブルに作られたソニマージュ工房でアンヌ=マリー・ミエヴィルとの共同製作をはじめ、ビデオ機器による製作の可能性を探求しはじめる。1979年“勝手に逃げろ/人生”で商業長編映画に復帰。
その後も自らの映画的探求は続き、90年代を通じて完成された“(複数の)映画史”は 4時間半にわたる超大作で浅田彰曰く『ジョイスのフィネガンズウェイクやベンヤミンのパサージュヴェルデンに匹敵する記念碑的作品だ』と。
それでもまだゴダールの制作は止まらず、昨年のカンヌ映画祭で上映された“愛の賛歌”(日本公開:2002年GW 日比谷シャンテにて公開予定)も記憶に新しい。
現在71歳で短編・ビデオ作品もあわせると86本もの作品を作った。最近 DVD 化が進んでおり、日本ではなんと“東風”“はなればなれに”“(複数の)映画史”が入手可能。
彼について論文を書いたので、たいていの質問には答えられます。
- 2001/12/30更新
- 2001/11/16登録
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