自販機雑誌
70年代末から80年代初頭にかけ、一世を風靡した、アングラ雑誌群のこと。
書店で売れないヤバイ本は自動販売機で売っていたが、その販売機で売る雑誌を作る零細出版社が群雄割拠していた。
もちろん多くはいわゆるエロ本の類いなのだが、その中になぜかめちゃくちゃアナーキーな雑誌群があり、カウンターカルチャーの匂いをぷんぷんさせていた。
アリス出版、LC企画が代表的な出版社で、「Jam」~「Heaven」、「劇画アリス」などが代表的な雑誌。あー他にもいろいろあったがもう誌名など覚えていない。
基本的に写真、劇画/漫画、評論その他なんでもあり。雑誌コードすらないような雑誌なのでやりたい放題の中身。例えば伝説的な「山口百恵宅のゴミ箱漁り」などといった犯罪企画もあれば、パレスチナ問題に関するアジテーションがあったりする。
「Jam」などは、「革命とセックス両方をとりたい人のために!」(うろ覚え)というスローガンを掲げていたような記憶もある。
ブーム自体は自販機規制やビニ本の隆盛、80年代のすちゃらかムードなどが影響しあっという間に下火になったが、ここで鍛えた作家、エデイター、デザイナー、フォトグラファーなどにはその後各界で活躍するようになった人も多いようだし、またインターネットというある意味カウンターの世界で生きている人も多いのではないかと思う。
僕は実家に戻る時に全部捨ててしまったが、いま古本屋で買えば高いんだろうなぁ。
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (5)
2002/04/24
B.B. アレって出てくるトキにブゥゥゥッって凄い音するんですよねぇ・・・
NUE ここの出身でいまや朝のワイドショーのキャスターになってる人も居ますね。個人的には生活が安定して良かったね……なんだけど、じゃあの時のあの発言は何だったんだよ! 他人を扇動するのはいいが、それならそれでちゃんと最後まで責任取れよ! 「若気の至り」で片づけるのかっ! なんですが、ま、彼だけではなくあの世代は全体的にそういう人が多いんだけどね(笑)。
信生(ほい!) 子供の頃、人がいないのを見計らって買おうとしたらブゥゥゥゥゥゥッて>大黒屋さん
なむ う~ん、実物を手に入れて読んでみたいですね(-.-;)
ohsamu ブザーはホント心臓に悪い。
つながりキーワード (8)
あやしい自販機
- (えむたか)
世界一の自販機大国といわれる日本には、数多くの自動販売機があります。飲料やたばこ、切符などの自販機はどこでも見かけるし、もはやなくてはならないものと言えるかもしれません。...
羽良多平吉
- (YOIKO)
エディトリアルデザイナー。伝説のカルチャー誌「HEAVEN」、YMOのコンサート・パンフレット、「ガロ」「クイック・ジャパン」などのサブカル系の雑誌、単行本を多く手掛けて...
QuickJapan
- (unx)
かつてよく買っていて、一時期買わなくなって、最近またたまに見てしまう雑誌。 創刊~18号まではデザイナー羽良多平吉氏の色彩感覚トビまくりで、毎号買わずにはいられなかった。...
音山
- (拾得)
湯浅学著 カバー画 大竹伸朗 「呼べば応える音盤の木霊書」 とサブタイトルにある。 黄昏の音楽評論集ーこの世にたまった音盤様たちとつきあわずにいられないうれしはずかしかなしサガが、ため...
時代の体温-陰核・混沌の隣人たち
- (拾得)
1999年春まえ、 世田谷美術館に、息子の後学のために すりこみ連れってった。 単なる、親ばか。 根本敬著 音楽湯浅学 同時展示に 大竹伸朗、奈良美智。
マガジンウオッチ
- (2026)
作家の亀和田武が朝日新聞(金曜夕刊)に連載してるコラム。 タイトルの通り、近刊の雑誌から目にとまった記事について氏が解説。 とにかく目の付け所が違う。 ヒット率高いので、朝日を取ってる人は要...
吾妻ひでお
- (なむ)
おそらく、現在のマンガ(アニメ)に多大な影響を及ぼしたと思える、SF・美少女・不条理ギャグ漫画家。 最終回の後、他の作品の途中にいきなりワープして物語を占拠する主人公なん...
「ネ暗トピア」
- (べ)
1980年「漫画エロジェニカ」でデビューした,いがらしみきおのたぶん最初の単行本。この「ネ暗トピア」は全7巻,1985年まで発売された。7巻の巻末に休業の弁があり,...








時代の体温-陰核・混...
吾妻ひでお
「ネ暗トピア」



