グンジョイロ
ぐんじょいろ
先日、最新アルバムで偶然に耳にしたのですが、福山雅治さんが2007年に《群青~ultramarine~》という歌を書いていますね。詩の根っこが当KWの趣旨にも似た「反戦への祈り」になっていて、妙に心くすぐられる想い?がしました ──。
=== 以下↓ オリジナル・テキスト ===
ぐんじょいろ ── たぶん幼稚園にいたころ覚えた、懐かしい響きの『いろ』。
汚れた発音は、幼心(おさなごころ)にナニを感じさせたか?なぁんて大人の今、ふと想います。
『群青色』です。漢字で書けば。
『群青(ぐんじょう)』とは、ラピスラズリをすりつぶした粉。あるいはそれを溶いた、古来から伝わる岩絵具のこと。
ラピスラズリと言えば、これは“哀しみの地”アフガニスタンを主産地とする、神秘の鉱石ですよね。
哀しみは蒼い色をしている──と詩の世界では歌われますが、ラピスラズリの深い深い青は、実際に哀しみを封じ固めたような。どこか物悲しさと、触れるのをためらわせる静謐(せいひつ)さをたたえているような気がします。
『あおいろ』でも『あいいろ』でもない、『ぐんじょいろ』。今では大好きな、というか“尊敬する”色のひとつです。
※画像は、20年ほど前に通販で彫ってもらったラピスの印鑑。13ミリ径×62ミリ長。たしか9,000円くらい。
ソビエト連邦がアフガンを事実上“占領”していた時代、バブリーな日本には安価なラピス原石が豊富に流れ込みました。それまでは岩絵具の材料くらいでしかなかったラピスが、いつの日からか開運アクセサリーとして若者層に知れ渡ったのも、この80年代~90年代初頭あたり。一方、原産地アフガン市民のソ連侵攻軍に対する憎悪は叛乱に次ぐ叛乱を呼び、外敵の撤退後も幾多の内戦を経て、やがてタリバンによる革命をもたらします。以来、かの地では一度として戦火が絶えたことはない…のは皆さま十分ご存知の通り。
ですからね。開運だナンだと個人的な感傷にひたるのを決して悪いとは言いませんが、ラピスラズリや『ぐんじょいろ』を見たら、少しは自分の幸せだけじゃなく、アフガニスタンの平穏を願いましょうよ。これ以上の憎しみと、無駄な死を繰り返さないためにも。
- 地域: アフガニスタン
- 商品名: 残響(CDのみ通常盤)
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参考価格:
¥3,000 - Amazon 最安価格: ¥2,330
- アーティスト: 福山雅治
- レーベル: ユニバーサルJ
- 発売日: 2009-06-30
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- 2009/11/22更新
- 2006/01/22登録
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コメント (6)
最新コメント5件
2006/01/22
す⊃ぽんはむ 歌の題名ですか。たしかにロマンを感じさせる言葉でもありますね>ぐんじょう。
2006/01/27
今後同大 懐かしいいろといえば、黄土色です。でも色はぐんじょいろの方が数倍好きです。
美波 そうそう”えびちゃ”ってのもあまり使わなくなりましたね。茶色とオレンジの間のようなアズキ色にも近いような・・・。
2007/11/24
Imaging-Park すっぽんはむ様 つなげていただきありがとうございました。伝統色名には色名→漢字→意味というつながりで様々な背景がありますよね。すっぽんはむ様の書込みのようにその背景がわかってくると色に対する印象がより鮮やかになりますね。これからもよろしくおねがいします。
す⊃ぽんはむ コメントありがとうございます。ちいさい頃、何も分からず使っていた色ことば。大人には大人の親しみようがあるな、そのように親しみたいな、と自分自身あらためて実感する事しばしば…です。今後ともよろしく!お願いいたします。
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