いのちの食べかた
お肉を食べない生活なんて考えられない。そして、スーパーに並んでいるパックの中身が、かつて牛や豚であったこともわかっている。
でも果たして本当に「わかっている」だろうか?牛や豚がどこで生まれてどこで育ってどこから運ばれてきてどうやって殺されてどうやってバラバラにさえっるのか、ちゃんと想像してしっかり頭に思い浮かべられるだろうか?もしそれら全てをわかっていても、普段そのこを忘れてやいないか。『僕らはとても忘れっぽい』
この本を買ったときは、きっと「いのちの授業」で話題になるようなことが書かれているだけだと思っていました。しかし、話はそこを原点としてさらに発展していきます。そう、なぜ「いのち」について忘れてしまっているのか、ということです。僕らはみんなそれぞれ「いのち」を持っているのに。
わたしたちの頭はとっても都合よくできていて、自分にとって望ましい情報だけを抜き取ってしまう。そう、忘れっぽい。でも、もちろんそれは大切な機能だ。堪えられないほど悲しいことがあっても、いつかはその記憶も輪郭を変えていく。そうすることでやっと生きていくことができるともいえるだろう。でも、忘れてはいけないこともあるんだ。考えることを放棄してはいけない。
そして、そこから作者は「穢」の話に踏み込んでいきます。おそろしい、けれど確実に存在する歴史的事実、そして私たちがしてきたことについて。
いのちの食べ方の正しい作法は、いのちに感謝すること、そしていのちとちゃんと向き合うことなんじゃないかと思う。
そして、正しく生きることというのは、いのちと向き合いいのちに感謝することなのではにかとも言えると思う。
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