ピアニスト
『ピアニスト』
2001年カンヌ国際映画祭グランプリ作品。同名原作小説を読んだ監督が映画化を15年間熱望して監督、脚本を担当したというエピソードも。タイトルの通りピアノも、シューベルト、ショパン、ブラームス等のピアノ曲も効果的に登場する。一言で言ってしまえば、何のことはない現代版「仮面の告白」でしょう。しかし強烈に突き刺さる描写と、何とも言えない閉塞感により全くその長さ(上映時間=2時間12分)を感じさせない。主演のイザベル・ユペールは劇中、全くと言っていいほど笑わない。こちらも腹の底から笑うやうなシーンは1つもない。ということで好き嫌いがハッキリ分かれるだらうが私は嫌いじゃない...いや、寧ろ好きかもしれない。もっと言えば、好き嫌い云々ではなく無視できない映画。舞台がウィーンだというのも影響するのか?それとも自分の中に何かそんなトラウマがあるのか?それは自分でも判らない。決して「観なくてはいけない」映画ではないが、「是非とも観ておくべき映画」だと思う。できたら、1人で観るべきかもしれない。ラストの印象的なシーンは必見。
- LA PIANISTE
- 2001
- フランス=オーストリア合作
- ミヒャエル・ハネケ
- イザベル・ユペール/ブノワ・マジメル/アニー・ジラルド
- 132min
- 2002/04/28登録
- 4652クリック
このキーワードを共有する
このキーワードはコレクションに選ばれています(2)
-
メイン
コメント (8)
最新コメント5件
2002/05/13
ohsamu ここでネタバレしてよいのかわからないけど...,そのシーンは,長年の抑圧の中で歪んでしまった性への妄想を,一方的に相手にぶつけることしか出来ず,当然のように相手に引かれてしまう,そんな場面...だと思ってます。やっぱり,できれば映画をご覧になった方がいいと思いマス。
sumi うーん、ますます観たくなりました。メルシ。
2002/05/27
まきこ 実は去年の東京フェスで見逃したのですごく楽しみにしていたのですが、途中からものすごい嫌悪感を感じてしまいました。ただ、披露ことみさんのおっしゃるとおり、「無視できない映画」っていう意味はすごくよくわかります。
2002/06/13
山野ウサギ わたくしの場合、「やっべ~気をつけようっと」的な映画でした。エリカ先生に完全にシンクロしてしまったというのはいかがなものかと自分自身を問い詰めました。ハイ!確かに「是非とも見ておくべき映画」でございます。
2007/05/11
そらいろことり この映画の元となった、原作の小説も凄いですよ。 恐怖感を覚えるほどの閉塞感と、ラスト・・。おすすめです。
- すべてのコメント »
つながりキーワード (19)
ぷちSM恋愛映画【セクレタリー】
- (うぉーふ)
SMな嗜好がピッタリ合った弁護士とその秘書が織り成す ぷちSM恋愛コメディー(?)映画『セクレタリー』。 ジェームズ・スペイダー演じる弁護士の秘書のちょっとした (Sな)...
8人の女たち
- (6月)
フランスの世代別女優が1つのスクリーンで観られるということだけでなんともゴージャス!カトリーヌ・ドヌーヴとファニ-・アルダンの競演、それだけでも見る価値アリ。フランソワ・...
二十日鼠と人間
- (山野ウサギ)
結構地味だけど印象深い作品です。知的障害者レニー(ジョン・マルコビッチ)とその幼なじみで理解者のジョージ(ゲイリー・シニーズ)がとある農場で働くところから物語がはじまりま...
The Piano Teacher
- (sa)
2001年カンヌのグランプリと、 主演女優、主演男優、と3つの賞を獲得した作品。 映画事情に詳しくない私は、 素敵なピアノ教師(男)と迷える生徒(女)の ラブものかな....
BLOW-UP
- (やすえ)
邦題「欲望」。監督・ミケランジェロ・アントニオーニ、制作・カルロ・ポンティ。主演:ヴァネッサ・レッドグレーヴ、デヴィッド・ヘミングス、サラ・マイルズ。ほんのちょい役で激若...
LA PIANISTE
- (とこや)
早くも僕の中で今年ナンバーワンに決定してしまった映画。とにかくイザベル・ユペールを見よ!
M★A★S★H
- (bibibi)
ロバート・アルトマンの最高傑作は「M★A★S★H」だと思っている私。 内容は朝鮮戦争の野戦病院でのドタバタ喜劇。 医師のD・サザーランドとヒゲ(名前忘れた)のコンビがいい。 あとホットリッ...
UNDERGROUND
- (cooley)
旧ユーゴを舞台とした一種のパロディ映画。人間の業の深さを感じさせる傑作。戦争の絶えない西アジアの某国を彷彿とさせる。劇中音楽が耳から離れなくなるのでご注意(笑)。
Taxi Driver
- (ぐうたりん)
最近のデニーロは、なんか昔に比べると適当に仕事をこなしているとしか思えない。この映画で若きデニーロのすさまじさを感じて欲しい。ジョディーフォスターもかわいいです。 ニュ...
セックスと嘘とビデオテープ
- (なかしぃ)
Steven Soderbergh監督の映画。ビデオテープでしかある種のコミュニケーションがとれない男と、その周りで普通の生活をしているつもりの人たちの話。 普通さとお...
地獄の黙示録
- (おが)
本当に死体があるんではないか?と騒がれたシーンがものすごく有名だし、ヘリコプター部隊がベトコンに襲撃をかけるところで、ワレキューレの騎行を大音量で流しながら突撃するシーン...
パリ、テキサス
- (SAT)
ヴィム・ヴェンダース。ロード・ムービー。ストーリーよりただ何となくイメージの残る作品はいい。殺伐とした哀愁感じる音楽もなかなか。
男と女
- (makitoo)
古い映画でスイマセン。 でも、相変わらず自分の映画ベストテンの一位に居座っている映画です。 本当は予算不足が理由だったらしいカラー/モノクロフィルムの併用、即興のようなド...
PULP FICTION
- (jinsaru)
この映画で、ジョントラボルタの『ぶっとび状態』のシーン。とってもスピーディー!!
ロゼッタ
- (ハナミ)
「涙じゃなんにも片づかない。」 まともな生活を望む一心で仕事を探し続ける少女ロゼッタ。彼女のねぐらはオートキャンプ場、彼女の母はアル中の娼婦紛い。ロゼッタには住所...
ダンサー・イン・ザ・ダーク
- (yaeco)
賛否両論あるようだが、ビョークの魅力を最大限活かしたミュージカル映画(個人評)。感動とか悲しいとかではなく、今まであまり味わったことのない感情で泣いた。悲しいより切ない...
鬼が来た!
- (うしすけ)
2000年カンヌ・グランプリの肩書き引っさげて、話題の映画が登場! 舞台は1945年中国は華北省の寒村。 2つの麻袋が事件の発端となり、中国人と日本人、兵隊と農民、日常と...
Wild at Heart
- (リリ)
「宇宙で一番すきなもの」シリーズ・映画編。 ぱっと見にゃあ、ただの馬鹿ップルでしかないセーラーとルーラは、わたしの永遠の憧れ・完成形であります(バリー・ギフォードによる...
ピアニストを笑え/山下洋輔
- (tontata)
抱腹絶倒のジャズエッセイ。僕が十代の頃に「自分が面白いと思う事象」をはぐくむ上で「基準」となってしまった本。








Monty Python an...
イン・ディス・ワール...
エターナル・サンシャ...
善き人のためのソナタ


