梅原猛「神と仏」対論集
梅原日本学の話を本人の来歴も含めて紹介した本がまたシリーズ出版される。この方の日本の歴史に関する本は、本当に読ましてくれる。その時代の思想・価値観で、考察、視点が本来のあるべき視点。
文体も読みやすく変に理屈を振り回さない、それでいて哲学的でなにより情熱を感じる。 対談形式の本は特に著者の人となりがわかりまたその意図もわかり興味をひく。日本の仏教と神道を西洋哲学を学んだ筆者の碩学等を駆使していろいろな方との対話、自然な思想・見地なので、素直に頭に入り易く面白い。
挿入写真の仏像も味があり、いい写真が掲載されてる。
予定として7巻は出るようです。読む楽しみが又、増えて嬉しい。
★紹介文から
日本を代表する哲学者・梅原猛が、碩学と対談。さまざまな角度から「神と仏」に迫るシリーズ。第一巻は、宗教学・思想史の山折哲雄氏、円空研究者の長谷川公茂氏、人類学者でサル学のパイオニア・河合雅雄氏。
梅原学の原点に迫る シリーズ
第1巻
怨霊、奇瑞、自然。哲学者・梅原猛が、各分野の硯学とともに「神と仏」を語る。
宗教学者、円空研究家、人類学者との対談は、「縄魂弥魂」(縄文の中に弥生の魂が宿る)という造語が生み出され、神仏一体の修験道、二十廻向=イオマンテの思想へと広がる。日本人にとってあの世とは。人は仏になれるのか。日本の原信仰に立ち戻り、「神と仏」に迫る!
1. 神となる、仏となる─日本人の「あの世」観(山折哲雄)
2. 「円空」霊木化現─神仏を生む樹(長谷川公茂)
3. 奥山の動物は神─賢治の宇宙(河合雅雄)
第2巻
日本人にとって宗教、神、仏とは何か。そして人間の死、遺伝子の死、時空とは。
哲学者・梅原猛が、思想家・中沢新一、惑星物理学者・松井孝典、動物行動学者・日高敏隆の三氏とかわす刺激的な対談!
1. 日本の霊性─スピリットの国の神と仏(中沢新一)
2. 発想・着想・仮定─宇宙人と神と仏と(松井孝典)
3. 神仏から遺伝子へ─利己的な遺伝子の利他的な振る舞い(日高敏隆)
- 2006/07/30更新
- 2006/03/05登録
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