光と影の詩人―藤城清治の世界
改めて、じっくり一ページずつ絵を見ていると、本当にこの人の絵は凄まじいものがあるなあと感じる。あまりにも緻密すぎて、鬼気迫るものがあるっていうか。この人の真似は誰にも出来ないんじゃないかな。幾ら根気や技術や集中力があったとしても、とてもこれは生半可に常人が創り上げられるものじゃない。
しかし、キャラクターのなんて可愛い事だろう。例えば、持ち手には鈴を垂らし、ひっくり返した傘に乗ってステッキで川を漕いでいく猫の絵はなんとも言えない愛らしさだし(ちなみにタイトルは『こねこのルミちゃん』)、猫目の小人やケロンパ、回転木馬などが出てくるサーカスの絵は見ているだけで、微笑んでしまうんだよなあ。
この本、一生大事にする。
- 2006/03/07登録
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