センセイの鞄
川上弘美著。
最近読んだ小説の中で、一番印象的やった本。
高校の国語教師やったセンセイと、十数年ぶりに再会したツキコさん。
なじみの居酒屋での語らい、キノコ狩り、お花見、夏の旅行…。
四季を通じて、長い時間をかけて、ゆっくりゆっくり近づいていく二人の距離。
お互いを思いやる心やそれゆえの遠慮、葛藤。
好き、という気持はいくつになってももどかしく、辛く、でもものすごく幸せな時間を味わう事が出来るもんなんやな、と改めて気づいた。
せつなくてやさしい、そんな物語です。
「デートいたしましょう」
思慮深いセンセイのこの言葉。
きゅんとします。
- 2006/03/12登録
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