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『自衛隊の怪談』 (ジエイタイノカイダン)

 現役自衛官、元自衛官からあつめられた、自衛隊を舞台とした実話怪談集。学校とか病院とか、外部から閉ざされ自律した空間は怪談が生まれやすいけど、自衛隊員の生活環境もまた同様だ。あるいはその究極形とさえいっていいかもしれない。しかもこの本の「まえがき」によれば、旧軍関係の施設をそのまま引き継いでいることが多いというから、土地建物の因縁もあらかじめたっぷり染みついてるわけだ。さらに訓練中の事故はあるし、日航機墜落のような大事故の救助作業に派遣されたりと、凄惨な現場に立ち会う機会も少なくない。そのため自衛隊は知られざる怪談の宝庫となっているのだ。
 収録された話はどれも一級の恐ろしさがあるが、恐怖の底に死者への共感が透けて見えるのが印象的。死者が生者と対立する存在ではなく、我々と悲しみを共有する隣人であることが、思いがけず納得される一冊。

『自衛隊の怪談』

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ggippss
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  • 人名: 日本怪談保存会・編
  • 2002/04/30登録
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コメント (3)

2002/04/30

信生(ほい!) 自衛官ではありませんが、知人の機動隊員が日航機墜落で派遣されて、本当に地獄だったと言ってました。自衛隊ともなれば、さぞかし。

おが 硫黄島の基地などでもいろいろと怪談があるようですね。でも、なんだか隊員の人たちが楽しんでいるみたいな雰囲気でした<不肖・宮嶋さんの本で読んだ

2002/05/02

ggippss 日航機事故の怪談は、無線に死者の声が入る話だったような…硫黄島が舞台の怪談も載っていたような…手元に本がないので確認できず、残念。

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