エイジ
重松清 著 『エイジ」を読み終えました。
皆が通ってきた中学時代。小学生のころほど世間が分かってなくもなく、かといって完全に大人になったわけでもない。世間とのつながりを意識しだしながら、それに縛られるのがいやでたまらない。自分たちの中での「かっこよさ」が全ての価値基準。
そんな中友達が起こした事件をきっかけに、同級生が今までと違ったさまざまな表情を見せ始めるんだよね。主人公も同様にいろいろ考え悩むんだけど・・・
この小説の中で、善意と悪意のパワーバランスについて語られる部分があるんだけど、次の二つの文章がすごくいいなって思うんですよ。以下抜粋です
『ただ、「好き」で結ばれたつながりは気持ちがいいな、と思う。人間はつながりを切れないんだったら、チューブはすべて「好き」がいい』
『善意は悪意に負けっぱなしだけど、「好き」は善意とも悪意とも違って、正しいも間違ってるもカッコいいも悪いも関係なくて、ただこんなに気持ちがいい。』
新潮文庫 重松清 著 「エイジ」より
- 2006/03/26登録
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