tokyo blossoms: Deutche Bank Collection meets Zaha Hadid
「舞い降りた桜 ザハ・ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション」/ 原美術館
原美術館にて5/21まで開催中、世界的に高く評価される気鋭の建築家、ザハ・ハディドのデザインにより25年の歴史を持つドイツ銀行のコレクションが紹介される展覧会です。出品作品はゲルハルト・リヒター、フィッシュリ&ヴァイス、ローラ・オーウェンズ他、国際的スター作家約30名が名を連ね、なんとも贅沢な感じの展覧会です。多くはペーパーワークでしたが、ティルマンズの大きなプリントや、スロミンスキーの立体作品など、ツボが押さえてあり流石という感じでした。
ドイツ銀行コレクションは企業コレクションの中でも大規模なものとして有名ですが、1979年から継続的に近代美術から新進作家の意欲作まで収集を進め、オフィスや銀行内で、時には激しい議論をうむことも厭わず作品を公開してきたそうです。「芸術は、精神的配当」とする彼等の指針は、社員教育に留まらずアート界の活性化に一役買っているのです。
ドイツというと、ナチズムの反省から現代美術への理解・擁護が強く存在しているなあという印象があります。5年に1度開催される現代美術の国際展「ドクメンタ」を訪れた時には、普通に老人から子供まで、小難しい(!?)現代美術の展覧会を鑑賞しているのに驚きました。また、民間のドネイションのみで運営されている芸術施設(クンストフェライン)や、公立の施設などの充実ぶりを見ても、なんというか…比べても仕方がないのですが(日本のアートシーンと)、何か考えさせられるものがあります。
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美術は銀行の中でエンジンのように、心臓のように働くものです。社会の状況について知りたいと思ったら芸術作品を見るのが一番です。芸術は地震計のようなものなのです。/ Dr. Ariane Grigoteit, Deutche Bank
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今年は、ダイムラー・クライスラーのコレクション展に始まり、春にはMOTにてカルティエ財団のコレクション展もあります(4/22~)。http://www.mot-art-museum.jp/... どう考えても、日本の社会の状況は、芸術作品からは伺い知ることは出来ません。他国と比較することに意味はあまりないかもしれませんが、作家と企業コレクション、アートとパトロネージュの関係…等についてあらためて考えてみるよい機会なのでは、と思います。
原美術館 3/25 - 5/21
http://www.haramuseum.or.jp/
- 2006/03/27更新
- 2006/03/26登録
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