ブラックシー XTC
Black Sea XTC
この出だし、この緊張感、初めて聴いた時の衝撃が甦ります。 一言で言うなれば「これこそがポップ・ミュージック!」という感じでしょうか。
まあただし、一聴する限りは「何てことぁーない」アルバムと言う人も結構いるかもしれない。大したヒット・チューンはないし、感動して泣いてしまいそうな展開もない。実際に商業的にも大して成功してないし。でも規定のポップ・ミュージックとは、何かが微妙に違うのです。 例えば、コードワークやアレンジ等、ギターを弾く人にはかなり参考になると思います。実はベース・ラインもめちゃめちゃイカしてます。聴かせ方も巧いです。プロデュースがスティーブ・リリーホワイトでエンジニアがヒュー・パジャム、このアルバム全編通して聴けるゲート・リバーヴを最初にやってしたのがこのコンビ。
物作り全般に言えることだが、2つの両極をバランス良く保つのは非常に難しい。その辺を涼しい顔で、やってのけちゃう感じが彼らの最大の売りでしょう。ポップ性と実験性のバランスを極めた作品。そして僕は彼らから得た最大の影響は「タイムレスな感覚」なのだと、改めて聞き直してみると思うのです。まったく同時代性のような匂いがない。
世界中の評論家やミュージシャンから敬愛されていながらにして、ヒット・チャートを駆け登ることなどなく、それなのに、これだけ多くのアルバムをメジャー・レーベルから発売してきたわけですから、やはり凄い。「音楽がビジネスとして儲かる」と認識されるようになった以降、ポップ・ミュージックはよりマーケティング重視の「商品」寄りなものばかりになっているが、このアルバムは、ポップでありながらも「作品」としての体裁を色濃く残しています。
ちなみにamazonで980円。iTunes Music Storeより安いんじゃないすか?皆さん、CDで買ってください。
■公式サイト
http://www.xtcidearecords.co.uk/
■(良くできた)ファンサイト
http://www.circustown.net/ct/add/xtc/...
- アンディ・パートリッジ、コリン・ムールディング、デイヴ・グレゴリー、テリー・チェンバーズ
- スティーブ・リリーホワイト
- ヒュー・パジャム
-
ASIN:
B00005ATHH

商品を見る - 年(代): 1980年
- 地域: UK
- 2006/08/31更新
- 2006/04/24登録
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