いしんのあらし
維新の嵐
「大航海時代」と並ぶ、光栄の初期リコエイションゲームの代表作。プレーヤーは幕末の志士(大名・公家)となり、己が信じる思想に日本中を染めることを目標とする、実に漢(オトコ)らしいゲーム。しかしながら、その思想に染めるための手段は“説得”という地道なもの。しかもその説得の内容が、「酒は良いですな」「武芸はよいですな」「女はよいですな」という具合に、相手のご機嫌とりがメインというのだから泣かせる(もちろんご機嫌をうかがったあとには思想についての説得もあるのだが)。
では、なぜこのゲームを推すのかといえば、やはりリコエイションゲームならではの自由度の高さ。説得が面倒な場合、違う思想の持ち主を片っ端から殺すことで、思想の統一を図ることも許されているのだ。もちろん、その場合の標的は浪人などよりも、大名、家老といった藩の重鎮がメイン。近藤勇のような腕に自信のあるキャラを選択すれば、たちどころに幕末のヒットマンと化して、日本中を血に染めることも可能なワケだ。
物好きな友人のC君は、発売当時このゲームをプレイするやいなや、エンディングを見ることを全く無視して、近藤勇、沖田総司、土方歳三、芹沢鴨といったメンツで新撰組を結成。ポル・ポト派顔負けの大虐殺をニヤニヤしながら楽しんでいたのが、今でも忘れられない‥‥。
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