BULOVA ACCUTRON RAILROAD APPROVED
ブローバの音叉時計、アキュトロン。60年代製。アメリカ鉄道公認時計仕様。
アメリカ懐中時計の黄金時代と鉄道時計への郷愁。精度の追求とテクノロジー。
メカニカルからエレクトロニクスへ。60年代、未来科学への幻想。
そして音叉時計の短すぎた栄光。
直径35ミリの小さな可愛らしいケースの中には、これらの物語が収められている。
時計に耳を近づけると、「フォーン」という音叉の共振音、そして滑るような秒針の動き。
アキュトロン。それは機械式時計とクオーツ時計との狭間、一瞬の輝きを放った「電子音叉方式」時計。
音叉の振動を、極限的な工作精度の歯車によって直接駆動力として取り出す。従来の機械式時計のテンプ振動の70倍、毎秒360回の振動数によって安定した高精度を達成、脚光を浴びた。
しかし数年後にクオーツ(水晶発振)方式腕時計が実用化。その毎秒30000回もの桁外れの振動数は、音叉式を一気に時代遅れのものとし、圧倒的な精度と低価格化で時計産業をひっくり返した。いわゆる「クオーツショック」である。
この転換期に多くの時計メーカーは傾き、音叉方式は忘れ去られていった。
実はこの時計、私の生まれ年の製造。それもあってか、この時計の物語にはちょっと”共振”する自分が居る。
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このアキュトロン、現在使用する際には電池問題がある。
本来の純正電池である1.35Vの水銀電池は環境問題のために製造中止されており、代替電池として使用する水銀電池は1.55V。この差によって正常に動作しないケースが多いとのこと。その場合は、対策を考えなくてはならない。
※対策電池:ACCUCELL-1(NO SMOKING WATCHさん)
この個体の場合、入手時に酸化銀電池「344」(SR1136SW)が使用されていた。前のオーナーによって1.55V仕様に調整されているようだ。
更に、こちらのマニュアルに従って緩急調整。
Accutron 218 Series Service Manual(ACCUTRON AND BULOVA WATCH RESTORATIONさん)
参考情報:
アキュトロンの代替電池の問題、故障修理の問題(特殊構造で、パーツが入手困難な為、修理を受け付けないところも多い)など、注意点などの紹介。
Xenoの怪しいAccutron改造さん
eBay Pick-Ups, Bulova Accutron(Citroen Plus Oneさん)
様々な種類のアキュトロンが紹介されてます。
スケルトン文字盤の「スペースビュー」が有名。
横向きハンサムボーイ:BULOVA COMPUTRON SIDEVIEW(たかだのぶろぐさん)
こちらはBULOVAのLEDデジタル時計、COMPUTRON
テクノスのMOSABA
オメガコンステレーション(音叉)(つれづれなる日々♪さん)
MOSABAはオメガにも使われた、もう一つの音叉ムーブ。
オメガの音叉式時計エレクトロニック(TOKEI ZANMAI -時計三昧-さん)
歴史の1ページを刻んだ音叉式。シチズン チューニングフォーク。203個目。(腕時計、また買っちゃいました。さん)
Bulovaの技術提供を受けたシチズン製の音叉時計、「ハイソニック」を紹介されてます。
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2007/11追記
シチズンが現在のブローバ(Bulova Corporation)の株式100%を取得、シチズンの子会社化したとのこと。
Bulova Corporationの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
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