オノ・ヨーコ 頭の中で組みたてる絵
オノ・ヨーコが1962年に行った展覧会を収録した本。
彼女がその本の前書きで語るところによれば、
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それは、どうやって絵を頭の中で組みたてるか、
という指示(インストラクション)を
白紙の真中に書いたものを
ただベタベタと壁に張っただけの画展だった。
絵はその指示を読んだものの頭の中で
組みたてられた時点でしか存在しない。
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この本自体、とても美しい。
厚みのある立派な箱に入った本なのですが、
この箱への納まり具合が、気持ちがいい。
しまう時は吸い寄せられるみたいにスっと入るし、
取り出す時は、箱を少し傾けるとちょこんと背表紙が顔を出す。
本を取り出すと、
くっきりした二重まぶたの瞳が、こちらを見つめている。
夜眠る前に、枕元でこの本の任意のページを開き
指示を想像する。
心の芯が、しーんとする。
例えば、こんな指示。
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こわれたミシンのための絵
こわれたミシンをその十倍若しくは廿倍位のガラスの水槽に入れて
一年に一ぺん、雪の晩に広場に出してみんなで石をなげる。
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背表紙
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