小澤 征爾/ボクの音楽武者修行
もう今では物凄く有名な小澤 征爾さんが、単身で貨物船に乗ってあてもないのにヨーロッパに音楽の為にスクーターと共に乗り込んだエッセイ。
お金もコネも何もないところからのスタートって、まさに青春って感じがするけれど、そこにはきっと少なからず確信があったはずだと思うんですが。ほんと読んでいて一緒に旅をしている気分になります。多分、小澤さんの文章がみずみずしくて多分飾り気がないのも関係があるし、実際に音楽を通して、自分が目にしたり心から感じたりした事をそれこそ自然に書いているからだとも思います。
いきあたりばったりのコンクールの話から、ミュンシュン、バーンスタイン、カラヤンの弟子になった時のことなんか震えてきます。
えーと、オーケストラの指揮者のエッセイなんか気取っているんじゃないかとか思わないで、気の利いたフランス・ドイツ・アメリカ・日本のちょっといい話として読んでみるといいかもしれないです、とても面白いから。
- 2006/05/28登録
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