嫌われ松子の一生
「下妻物語」の中島哲也監督、中谷美紀主演の映画。
CGを使ったカラフルな映像や個性的な登場人物はイメージと全然違ったのだけど、その違和感がむしろ面白かったです。でも、観ているうちに不思議とイメージ通りのところもありました。衣装、ミュージカルシーンなど映像はとても楽しいのだけど、一度には隅々まで見れなかったので消化不良な感じがして、また観なきゃと思います。私は松子の実家、デパートの屋上、喫茶店といった昭和のノスタルジックな雰囲気が特に好きでした。妹の久美の部屋がすごく可愛かったです。
省略されているところもあれば、原作にはないエピソードもあり、結構笑ってしまったけど、じーんときたところもありました。どんなに絶望してても、何か面白いものを発見してしまうから死ぬのは惜しくなる・・私もそんな気がします。深刻な事態のときや悲しくてたまらないときに、ついてたテレビが妙に面白かったことってたまにあったような・・・。人生終わったと何度も思っても、結局はどうにかなっちゃうものですよね。
私は2年ほど前に原作を読んだのだけど、原作と合わせて気づかされる部分もたくさんありました。原作は不幸続きのツラい話なのに、読み終わっても不思議と暗い気分にならなかったのは、松子が幸せになることを諦めなかったからなのかもしれません。生活や人生が幸せかどうかなんて結局は本人がどう感じるかで、周りの人が不幸だとかつまらないとか思おうが関係ないですよね。確かに松子は適切な判断ができないと思うけど、賢いし努力家で、美人で、人徳もある人のような気がします。そういうのは人間に必要なのかもしれない、もしそうでなかったらもっと転落してたと思う・・。
松子の足もとがきらきらしてたのを思い出してしまいます。
- 2006/06/05更新
- 2006/06/05登録
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