ソラニン
基本、初めての漫画は表紙の印象で買ってしまう。
画風が好きだとか、キャラの眼が気に入ったとか、背景の絵が細かいとか。
週間、月刊誌で読んでないものはたいていそう。
そんな中、この「ソラニン」は見た瞬間好きだって分かった。というか感じた。
曲のイントロだけでCDを買ってしまうように。(ジャケ買いのような博打とはなんか違う)
タイトルの意味が全然分かんないし、(ジャガイモの毒素らしい)物語も知らない。
けど、その書体とか写真の背景に存在してるキレイな線のキャラクターとか、内容読んで思ったけど表紙で物語のすべてを描いているような気がした。
そして確信しました。これは大好きだ、と。
共感するんだけど、それだけじゃなくて何か見つからない答えがそこにあるような。
うまく言えないけど、様々な存在のキャラクターが全部自分の中のどこかにいる感じがする。
自分の抱える悩みや喜びを伝えてもらえる。
だからって強くなれるワケでも弱くなってしまうワケでもない。
決して希望に溢れる道筋を教えてくれはしないし、逆に現実を改めて確信してしまう。
でもそれでいいじゃないかな、と。
それぞれの道があって、それぞれの悩みがあって、それが人間らしいし、誰も否定できるもんじゃない。
キレイなコトバを並べるより自分のコトバで歌えば自分に素直になれると。
ただ、それには黙って見ててくれる仲間がいるんだって、そっと教えてくれる。
自分の影響は、自分が思っている以上に他人を動かしているんだと。
人の匂いや光の眩しさ、外気の寒さとかライブ会場なんかの熱気とか。
そんなハダで知るものをたくさん感じました。
こんな男泣きは簡単に見れないです。
- 2006/06/14登録
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