サイゴ トッコウタイ イショ ゼロセン センソウ ヘイワ ハンセン コクサイコウケン
最後の特攻隊員「二度目の遺書」
最近読んだ本である。
信太正道著、執筆は97年とあります。(写真は、特攻の目的を果たせず炎上する零式戦闘機:一人の前途ある青年が死んだ…。)
文字通り、特攻隊の生き残り。
戦中、戦後の軍隊(自衛隊)をへて、日本航空機長を最後に退職後、反戦・平和運動の担い手となられた異色の人です。それらの体験、闘いの証言であり、軍隊への警告でもあります。政権中枢に巣くう者の考え方、陰謀をきわめて的確に論破されています。
軍隊は、国を守るために存在するのではない。ましてや国民を絶対に守らない。自分たち(と死の商人)の利害を守るため、そして軍隊そのものを守るために「うそ」と「ごまかし」を言う、という。
ソ連崩壊で一番がっかりしたのは「自衛隊」幹部だったそうです。「仮想敵国がなくなった」「これで我々の存在価値が無くなる」と。そこに登場したのが、「国際貢献」であり「フセイン」であり「北朝鮮」なのです。なにか仕組まれていると思いませんか。
印象に残った言葉。
「加害は忘れやすく、被害は忘れがたい。」 平和憲法のメッセージ 水島朝穂教授 保坂展人衆議院議員の「どこどこ日記」
これは、数々の暴虐をつくした太平洋戦争は忘れるが、原爆やその後の沖繩を中心とした被害は忘れられない。しかし、かの戦争はまぎれもなく侵略戦争だったのです。傀儡政権である満州国を樹立し、朝鮮半島を併合し、多くの民間人(慰安婦問題を筆頭に)を犠牲にした上起こした戦争なのです。
我々(の先祖、父母)はその戦争に「協力」し、応援した加害者の一面を持つことを忘れてはなりません。そして、戦争を国家(体制)から強制され、動員され、そしてその上犠牲にされた被害者でもあるのです。
1945年2月に「無条件降伏」しておれば、3月の東京大空襲(10万人)も、5月の沖縄戦(14万人)も、8月の広島(瞬時に14万人 年末までに20万人)、長崎の原爆(7万人 年末までに15万)もありませんでした。60万人あまりの民間人は犠牲にならなかったのです。中国の残留孤児も生まれなかったのです。ただただ、軍部の「国体護持」の時間稼ぎのため、多くの犠牲者が出てしまったのです。
最後に「遺書」は本当のことを書けなかったと記されています。「未練がましいこと」は言えなかったのです。「日本男児として、国家・天皇のために潔く死にます」としか・・・。
憲法9条の「改正」が、現実に合わないとして論議の俎上に登っています。
軍隊を持たないと誓った国が、世界第3位の最新鋭軍隊を持っています。そして「新」安保条約が結ばれようとしています。世界のどこへでもアメリカと共に出て行く、軍事侵略です。「戦争のできる国」づくりに突進しています。この既成事実をつくることにこそ反対しなければ、末恐ろしいことになります。
by 親指シフト
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最新コメント5件
2007/02/27
代々木ノブ 面と面向かってお話をしているわけではないので、伝えたいものも伝わっていないようですね。私の文章力の無さをお許しください。 ただ、これがネットの限界とでも言いましょうか・・・。 私が伝えたいことは、【【【一方的な物の見方や解釈で、ある物事を(此処で言う戦争)断言してしまうことが「恐ろしい」と感じ、心配の念を抱かざるを得ない。】】】ということです。 親指シフトさんが先に仰った<戦争遂行には【【国家論】】がバックにあります。この【【国家論】】が要ではないでしょうか。>の 【【】】内の言葉を「国家論」以外の言葉でも表すことは出来ないでしょうか? そして、親指シフトさんが(私にとっては)固執していると見受けられる「国家論」をまったく抜きにして「戦争」について考えてみてはいただけないでしょうか? そうすると、「違う見解や考え方もある」という理解の下に、視野の広い考え方が見出されるのではないでしょうか? ただ此処で、誤解して頂きたくないのは、「国家論という言葉」 【【も】】 戦争の遂行力になっているということは、私も同感だということです。 ただ、その言葉や見方だけで【【【断言】】】できないのでは? と 私は考えるのです。
2007/08/21
oyaoya(Nicola♪) 代々木ノブさん、今日は。かなり遅れましたが、私なりのコメントをしておきます。
なかなか理知的な質問、意見が多く、私のレベルでは対応不能なのかもしれませんが、理解するために再度よく読んでみました。戦争を「国家論」というひとつの概念、カテゴリーで片づけられないいろんな側面がある。だから、私の、戦争の背景には「国家論」があると断定的に言うところに、不安といいましょうか、危険といいましょうか、そのような危惧感を持たざるを得ない、というような意見だと思います。
私の文章表現がまずかったのか言葉足らずだったのしょうが、言いたかったことは、経済的な動機にしろ、宗教的な動機にしろ、政治的な動機にしろ、そこにはひとつの(平和を念願する人から見ると阻止すべき、あるいは粉砕すべき)社会観、社会体制があり、それを目指して国の為政者、権力者は国民を「教育」し、動員するということだと思います。(戦前であれば、八紘一宇の思想、アジアを欧米列強から守り、解放するとかの考えにもとづいた社会観、哲学観みたいもの)しかし、だからといってそれが即戦争につながるわけではありません。一面的に「めざすべき国家像」や「国家論」が先にあるわけではなく、現実の社会及び社会構造の変化に対応した政治的・経済的(宗教的)利害の内=国民への徹底・強制と、外への貫徹、それが「戦争」であり、戦争体制なのだと思います。二度とゆるさじ戦争を。
2007/08/22
代々木ノブ ~現実の社会及び社会構造の変化に対応した政治的・経済的(宗教的)利害の内=国民への徹底・強制と、外への貫徹、それが「戦争」であり、戦争体制なのだと思います。~ の内、「国民への徹底・強制」を「する」主語は為政者、権力者で宜しいでしょうか? そうであれば、国同士の手段論や、行為論で言う「戦争」、言い当てられる部分もあると私は考えます。 では、①「インドの大反乱」(1857年)のきっかけを作ったシパーヒー達は誰から、何を徹底・強制され外へ貫徹しようとしたのか? ②アメリカを含めた各国の国籍をもつ人達も参加しているアルカイダのメンバー達は誰から、何を徹底・強制され外へ貫徹しようとしているのでしょうか? 勿論、親指シフトさんがこの場所で仰っている「戦争」とは若干路線が違うかもしれません。ただ、私としては、「内乱」「紛争」「戦争」「喧嘩」「内紛」なんであろうと、「戦い争う」ことには、何ら変わりないと考えます。 私はこの考えが元にあるので、ここで親指シフトさんの仰る考え方から、インドの大反乱とアルカイダのことを考えてみるとどうもピンと来ません。 そこで、上記二つの事柄に関する親指シフトさんの考え方をお伺いしたいと思います。 よろしくお願いいたします。
2007/10/02
oyaoya(Nicola♪) 遅れました。
お返事ですが、一つ目は為政者及びその取り巻き、同調者ですね。二つ目は勉強不足で分かりません。三つ目は、戦争ではないと考えています。彼らはレジスタンス、自由の戦士と私は考えており、アメリカ同盟国を排除しようとしているのだと思います。その手段が、自らのからだであったり、爆弾であったり。それしか「近代戦争」に立ち向かう術を持っていないから。 by親指シフト
2007/10/03
代々木ノブ 「三つ目は、戦争ではないと考えています。~~~持っていないから。」 私の質問 【【誰から】】、【【何を徹底・強制されて】】 の答えには、不完全な気がしてなりませんが・・・・。百歩譲ったとしても、特に、「自由の戦士」とは何の自由のためにアメリカ同盟国と闘う戦士なのでしょうか? 「二つ目は勉強不足で判りません」。知識不足で確りとしたことが言えないということであったとしても、私はこの件に関して親指シフトさんの「今現在のご意見」をお伺いしたいのと思いますのでよろしくお願いいたします。 もし、私の質問「インドの大反乱」について「学ぶ意志が無いから判らない。」、「興味が無いから判らない。」ということでしたら、それはもはや論外で親指シフトさんのここで発言した内容を全て否定する、若しくは陳腐化させる事になりかねないと思われます。 以上よろしくお願いいたします。
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