ウェブ進化論
興味の強さが、ハードウェア < ソフトウェア < コンテンツ(しかも主にテキスト。emacs-w3m shimbunとか) の順で強くなる自分にとってgoogleとwikipediaはリスペクトしてやまないサイトです(関心空間はKWを書くとgoogleで上位に来やすいという事ですごく好きです。自分の今まで書いたKWはある意味自分にとってのコレクションです)。そのgoogleを誉めているということと、結構評判がいいようなので、ちょっと興味はありました。
が、実は本書読んでいません。ちょっと本屋でめくってみて、googleと民主主義という言葉がならんでいるのを見て、なんか書いてみたくなったので書いてみました。
まぁ『人間は進歩してきたのか―現代文明論 上 「西欧近代」再考』にもルソーの言葉として『「民主制もしくは人民政治ほど内乱・内紛の起こりやすい政治形態はない・というのは、民主制ほど烈しくしかも絶えず政体が変わりやすいものは無く、その存続に、警戒と勇気が要求されるものは無いからである」(第三篇第四章)』『もし神々からなる人民があれば、その人民は民主制をとるであろう』p131 と皮肉めいて書いてありましたが、僕も民主主義そのもの自体決して無条件に信じてはいません(とはいえ、アメリカ型民主主義を批判する人は多いが、その代案が提示されることはめったに無いと書いていた本も確かありましたが…)。
そしてgoogleも強力なだけに、その力には恐怖を感じることもあります。気になる人は『google八分』とか『グーグル八分』とかググってみてください。はてなブックマークでタグ検索http://b.hatena.ne.jp/t/Google...してもいろいろ引っかかります(この言葉を関心空間で書いた人がいなかったようなので、このKW書きました)。『悪徳商法マニアックス』とかググるのもいいですね。Googleから嫌われていないかどうかチェックする「Google Ban Checker」http://gigazine.net/index.php?...なんてツールもあるようです。
そう思ったらやっぱり本書に批判的な意見を書いてる人もいますね。http://tod.cocolog-nifty.com/diary/...とか。
'06/06/30上のページの感想追加。まぁここで言う、多い意見がどんどん有利になるだろうというのは、民主主義のもつ危険性とほとんど同じ事でしょうね。偉い人がマスメディアでもっともらしいスローガンを何とかの一つ覚えのように繰り返すうちに、それに染まってしまう人も多いでしょう。多数派による独裁という言葉もありますし(いやでもよく考えると内乱内紛を起こさずに優劣を決められるというのは利点か…でもそれも、Googleが法的手段になどにうったえないならばというところですか。まぁページランキングをどうするかという点では、Googleは争う必要も無く勝ってしまうわけですが)。※ただしここのサイトの人はこの本の内容について、他にもいろいろと掘り下げて書いているので、ちゃんとした議論をしようと思うと僕もこの本を買わなければだめでしょうけど(いや、その前に僕の知識ではこれ以上語るのは無理か)。
まぁ結論とか無いんですが、やはり民主主義と同じようにgoogleにも警戒が必要だと思います。
あと、本書は読んでませんが、前にローレンス・レッシグの『コモンズ』は読みました(軽く嘘です。ごめんなさい。途中までです…しかも図書館で借りたのでもう内容が確認できない…)。
まぁ、確か主な主張はハードウェア、コード(ソフトウェア)、コンテンツ、それぞれの層を独立させて、一つの層で支配的な地位を得たグループが、他の層まで支配力を与えないようにするべきだ、というものでしたよね(いいんですよね。だれかフォローお願いします)。たとえばディズニーの新作を見たかったらこのハードウェアを買えとか、iPodとiTunes使うとmp3の音質が良くないとかならないようにという感じかな?
このGoogleの例で言えば、もともとhttpサーバというハードの上で、webページというコンテンツが見れたわけですが、初期にはコードに支配的なグループはなく、コモンズっぽかったと(という事で『コモンズ』の内容とあってますよね…?(自信なし))。しかし様々なポータルサイトができ、その後Googleが圧倒的支配力を得てからは、Googleのページランキングが、コードを支配したわけですよね。
結局このコードが公平で、コンテンツ層に支配力を行使しないか、強力な影響を与えるかは、Googleしだいということになりますね。Googleは真の民主主義を実現できる可能性もあるだろうけど、Googleにそれを強制するものは何も無いと。まぁ上にも書いたとおり民主主義そのものも無条件には信じませんが。
まぁこれからも僕は主にemacs-w3m shimbunで世の中を見ていくでしょう(これもよく考えれば、あまり公平ではないなぁ)、あと2chとか。テレビは'05年の9.11あたりから見なくなって、この前久しぶりにドイツW杯の日本対ブラジルのハイライトの数分だけみただけだしなぁ。
話がそれましたが、とりあえず本書を読む方は上に書いたような事をふまえた上で読んでみてはいかがでしょう。僕もすぐ近所にブックオフがあるので、そのうちゲット(笑)したいと思います。
*おまけ 国産検索エンジンはなぜ必要なのか?--経産省担当者に聞く http://japan.cnet.com/interview/...
やはりこういう事が必要なんでしょうね。
※とりあえず日記にwebについて書きました
2006/07/17集合知と暗黙知
2006/07/22集合知とホッブズとか
2006/08/04集合知とスキャン
*2006/11/11追加
世界人権情報NGOの検索エンジン開始に協力=欧ファスト〔BW〕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?...
ウェブ検索サイト http://www.huridocs.org
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2006/06/29
lightcyan アメリカもレノボになったとたん、IBMの製品は政府関係機関では使わないと言い出しましたしね。きっと怖さを痛いほど知っているんでしょう。Googleウォッチャーと言われる人もいるようですね。http://www.itmedia.co.jp/news/...
lightcyan こんなニュースもありました。グーグル、オイルマネー狙い中東進出
http://megalodon.jp/?...
2006/08/07
lightcyan そういえばAmazonにも『拒否出来ない日本』が買えないという問題がありました。なのでAmazonは書評を読むのにしか使わないと決めています。
島崎丈太 今はちゃんと買えるみたいですが、以前は買えなかったんですか? もしそうだとすると、書評にも偏向がありそうで怖くなりますね。
2006/08/10
lightcyan あ、すいません。毎日チェックしてたのにコメントに気づきませんでした。
そう、買えなかったんですよ。上のリンク先のとおりです。'05年9月11日の衆議院選までは買えなかったという記憶があります。Wikipediaのグーグル八分の項に類義語としてAmazon八分というのがのってますが(内容はまだかかれていませんが)これのことかなぁと思います。
Amazonの書評は類義本の中のどれを読もうかなぁというときには読みますね。
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