クラス・オブ・1999 ショケイキョウシツ2
クラス・オブ・1999――処刑教室2
1999年、近未来。学校は、武器を携え、暴徒と化した生徒たちであふれ、警察も立ち入ることのできない無法地帯となった。
荒廃した未来の学校を舞台に、ロボット教師と凶暴な生徒たちの壮絶な闘いがはじまる・・・。
近未来→荒廃した世界→暴走族、というマッド・マックスのヒット以来のパターンを、前作「処刑教室」における学校という舞台にあてはめて踏襲し、さらに、「近未来ならやっぱロボだろ?」という発想から「暴徒」VS「ロボット」という対立構図をつくりあげた結果、なんとなく収拾がつかなくなったけど、いいから適当にうまいことまとめてしまえ、という、現場の汗と涙が慮られるケッサクである。傑作じゃなくて。
ベタな内容ながらも、やがて意外というか、不可解な展開をくりひろげていく爽快感。愉快ツー快、奇奇怪怪。
この映画をひとりで観ることはお勧めしない。話の分かる友人(できれば複数)と、酒とつまみを用意して鑑賞するのがいいと思う。
※以下、豪快にネタをばらしております、ご注意。
暴徒が荒れ狂う世紀末の学園。ここに平和を取り戻し、生徒の根性を叩き直すため送り込まれたのは、三体の教師ロボットだった。
ロボ教師たちは生徒たちに勉強を教え、悪い生徒には注意をし、場合によっては体罰も与えるようにプログラムされている。必要とあらばお尻だって叩くのである。それもかなりの高速でだ。(アメリカでも教育的指導のために尻たたきを用いるとは。) 当然ロボットなので、コワモテ生徒の脅しも通用しない。
どうする暴徒。あやうし暴徒。
しかしさっきから暴徒暴徒と連呼しているけれども、この学校の生徒たちは、暴徒というわりに、案外真面目に学校に通っているのであった。
ごっついパンクな生徒たちが、“See you at school, ass hole!”と言ってみたり、ケンカ相手の車を横転させたあとに「あいつきっと遅刻だぜ」と笑ったりする。
つまり、暴れたりブツクサ言ったりしながらも、結構きちんと授業に参加している訳で、素行はどうあれそのあたりはなかなかよい子である。いじらしい暴徒ではないか。
けれども、教師ロボにはそんなことは関係ない。
というのも、実はこの三体の教師ロボ、謎の科学者・フォレスト博士によって造られた軍用ロボットだったのだ。
そんなもんだから、ロボ先生たちはなにをトチ狂ったのか、ある日、学校を戦場と勘違い(!)。生徒たちを敵と思いこみ、次々と、もうぶっちんぶっちん抹殺しはじめるのだ。さあ大変!
という、実にビールが進むおもしろさ。
それにしても分からないのは、教師ロボの暴れっぷりをみて、なぜか狂喜しているフォレスト博士の思惑である。そんなマッドな博士(ステーシー・キーチ、顔が恐い)の最終目的がいったいなんだったのか、明かされないまま(というか、明らかになる前に博士自身もあっけなくロボに殺害される訳だが)、すべてがあやふやなままに、ラストはターミネーター状態になだれこむのであった。ゴゴゴゴゴ…。
なんだそれは。なんだそれは。
そして最後には、観る者は思わず「暴徒がんばれー」などと口走って暴徒を応援している、よくわからない自分に気づく。
結局、暴徒が勝ってどうするんだって話。
なにしろ、「暴徒」だしね。
あかるい未来は遠い。
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