岡本太郎「明日の神話」
かつて岡本太郎がメキシコで制作した巨大壁画を再生させるプロジェクトが最終局面を迎えている。7月8日には東京・汐留の日テレプラザで初公開される。
「明日の神話」は実に数奇な運命をたどってきた。
メキシコ人実業家から依頼を受けた岡本太郎は1968年から69年にかけて何度も現地に足を運び縦5.5m、横30mの巨大絵画を完成させた。ホテルのロビーに展示されるはずだったが、経営悪化でホテルは放置され、壁画も行方不明となっていた。
2003年9月、岡本太郎のパートナーだった故岡本敏子さんはメキシコを訪ねて発見。翌年には再生プロジェクトがスタートした。日本に運ばれた壁画は愛媛県で修復が続けられてきたが、既に作業を終えて東京に移されている。
果たしてどんな作品なのか。「原爆の炸裂する瞬間をモチーフとし、未来に対するメッセージを描いたもの。炸裂の瞬間は残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間誇らかに「明日の神話」が生まれると信じた、岡本太郎の痛切なメッセージを伝えている」という。
岡本といえば1970年の大阪万博のシンボルとなった「太陽の塔」で知られるが、ほぼ同様の制作年代や作品の規模、モチーフから考えて、「明日の神話」は一対の作品とも考えられているようだ。
8月31日まで公開されるが、その後の行き先は決まっていない。新聞報道などによれば、複数が名乗りを挙げて誘致合戦を繰り広げているのだとか。いずれにせよ、岡本太郎生誕100年となる2011年までに幸せな形で収蔵が決まればとは思う。
没後10年、岡本の実像はもっと知られていい。
再生プロジェクトの経過は「ほぼ日刊イトイ新聞」に詳しい。↓
http://www.1101.com/asunoshinwa/...
そしてプロジェクトのメディアパートナーが日本テレビ。
特番や生放送もあるようだ。
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