アスノシンワ
明日の神話
1968年から69年にかけて、岡本太郎氏がメキシコで制作したとされる縦5.5メートル、横30メートルの壁画です。長年、行方が分からなくなっていました。2003年に発見され、岡本敏子さんらの尽力によって日本に輸送、約1年をかけて修復され、明日(2006年7月7日)に除幕、翌8日より東京にて一般公開されます。
この「明日の神話」、よく「原爆版ゲルニカ」といわれているのを目にしますが、個人的には、確かに共通した部分はあると思う一方で、ピカソ作の「ゲルニカ」とはかなり違っているような印象を抱きました。
もちろん、「原爆版ゲルニカ」といわれると、そのように感じる方もいらっしゃると思います。ある個人が絵を見てどのように感じても、それはその方の自由だと思います。しかし、そのようにいわれることがこの壁画の全てになって欲しくないな、とも思います。あまりに簡単に「原爆版ゲルニカ」と言われているのを見ていると、もっと自由な見方をしてもいいんじゃないかな、と思うのです。
最終設置場所は、まだ決まっていないようです。広島、長崎などで誘致活動を行っているようですが、長崎生まれで広島でも生活したことのある自分としては、どこに決定するのか注目して見守りたいです。
一般公開されたらぜひ観に行こうと思います。
下記URL先にて画像が見られます。
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(2006/08/02追記)
7月30日に観てきました。やはり直に相対するとかなりの迫力でした。想像していたよりは何となく華奢な印象を受けたのですが、それでも観る者にぐんと迫ってくるものが感じられました。
少し残念だったのは、設置場所です。広い場所が確保できないのは仕方ないのかもしれませんが、もう少し全体を見渡せるような場所だったら良かったのになあと思いました。あと、個人的には日本テレビの夏休みイベントと一緒くたにして欲しくない気がしました。
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(2008/03/20追記)
昨日、設置場所が渋谷に決定しました。設置されるのは、JR渋谷駅と渋谷マークシティの連絡通路だそうです。他の2都市(広島、吹田)と比較すると、渋谷であれば、関心の有無に関わらず多くの人びとの目に触れられると思います。
自称にしても、他称にしても、「芸術」なんて名付けられてしまったものは、関心のない人びとには何の意味も持たないものだったり、お高くとまっていてよくわからないものでしかないのかもしれません。
しかし、この「明日の神話」は、たとえ関心のない人でさえ引きつける不思議な魅力があるように思います。そういった意味では、「明日の神話」は、いわゆる「芸術」という範疇に当てはまらないものなのかもしれません。
渋谷という、情報が集まり、発信されていく街にこの壁画が設置され、多くの人の目に触れることによって、何か新たな変化が起こるのか、あるいは、ただの飾りで終わってしまうのか、様々な意味でこれからの取り組みが重要になってくるのではないかと思います。
- 2008/03/20更新
- 2006/07/06登録
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コメント (7)
最新コメント5件
2006/07/08
nob-bro いやぁ、さすが日テレというべきか。ちょっと(かなり?)違うんじゃないかと凡人は思ったりもするんですが。岡本太郎本人はにやり笑って見てるんでしょうか。それと、アップで見た壁画の表面にはかなり目立つ傷がいっぱいあるみたいで、修復しきれない部分もあるのかな・・なんて。
ん 番組に関わった方たちには申し訳ないのですが、だいぶ滑稽に見えてしまいました。一周してあれはあれでアリなのかなあとも思ったり(笑)。ご本人が見ていたらにやりとしてそうですね。「してやったり」っていう具合に。 傷は多そうでしたね。私も、どの程度修復できているのか少し気になりました。
2006/08/13
yaponchuka 見に行ってないから何とも言えませんが、スポンサーが着いてこそ、やっと修復できたってところもあると
思うので、多少のおふざけは仕方ないのかなーと思ったり。彼自身もテレビというメディアを上手に
利用できる芸術家だったわけだし、もちつもたれつでしょうか?
尚、小額ですが寄付もしました。自分の名前をWEBの太郎画の一点として入力し、
ちょっと参加した気分にさせてくれるところがよかった。
http://www.1101.com/taro_money/
2006/08/14
ん もちつもたれつ、そうですよね。ただ、単なる「夏休みの一大イベント」で使い捨てられてほしくないなあと思ったものですから…。ほぼ日のTARO MONEYは、面白い企画ですよね。私も購入してみようかなと考えています。
yaponchuka ほんと、使い捨てにされたらたまらへんという気持ちは同感します。
そういう点、芸術に対してどれくらい理解があるかは、あのテレビ局だと心もとないですね。
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