言わぬが花―萬屋に嫁ぎ、獅童を育てて
中村獅童を支え続けた母であり、あの小川ひなを姑に持つ人。
「あの」とつくほど、小川ひなさんは萬屋の名門の裏方の女将さんとして
すごかったのだといまだに有名な人なのですが、その人の元で鍛えられて
頑張り続けた、陽性で根性のあるお母ちゃんが獅童の母、陽子さん。
父という大きな支えがない獅童のために、公演日は母が自ら鏡台から
あらゆる道具を抱えて楽屋までの階段を往復したのは有名な話。
獅童には、付き人すらいない状態だったのだなあと分かる。
ひなさんの亡くなり際の陽子さんへのセリフが泣かせる。
「歌舞伎で親の無いのは頭がないのと同じ。折角襲名までさせたが
獅童は、諦めてお勤めに出しなさい。獅童を一人前にするまで
生きられなくてごめんなさい」
「あの、小川ひな」さんに事細かに仕込まれただけあって、気配りも
挨拶も、自信の着物のセンスからすべてにおいて陽子さんもすごい。
これなら、獅童の敏腕マネージャーとして通用するだろう。
嫁さんにプレゼントした着物なんか垂涎モノだ・・・
竹内ゆうこちゃんにこの格がわかるのかなあ?とちょい疑問。
で、コレを読んでつくづく思ったのは・・
絶対、嫁のゆうこちゃんとソリが合うはずがないってこと。
老舗の格を仕込まれた母ちゃんと、その役どころをになう気は
さらさらないであろうゆうこちゃん・・・そりゃ無理やろ。
嫁姑の確執に、ぷいっとすねて御曹司らしく女に手を出してるなんて
そんな甘いことをやっていて、許される立場じゃないよ獅童くん。
暴力沙汰を起こしたって全力で庇って貰える七之助のお父ちゃん(勘三郎)
みたいなのは、貴男にはいないんだからね!
- 商品名: 言わぬが花―萬屋に嫁ぎ、獅童を育てて
- 価格: ¥1,470
- 著者: 小川 陽子
- 出版社: 主婦と生活社
- 発売日: 2006-03
-
詳細をみる
- 2006/08/03登録
- 2313クリック
このキーワードはコミュニティに選ばれています(1)
- メイン
- コメント(13)
- つながり(4)
- トラックバック(1)
つながりキーワード (4)
斧琴菊
- (gamaro)
斧(よき)・琴(こと)・菊(きく) 続けて読んで「よきこときく」→「善き事を聞く」の意味。 歌舞伎役者の三代目尾上菊五郎が衣装に使用。 も一つ有名な「鎌輪奴(かまわぬ...
ぴあ 歌舞伎ワンダーランド
- (Rume)
情報誌のぴあが作った歌舞伎のムック。歌舞伎を見始めたころに買い、未だにお世話になっているこの本。初心者向けというだけでなく、なにしろ間口が広いのだ。 舞台写真もたく...
かぶきたいそう いざや カブかん!
- (美笑)
NHK教育「からだであそぼう」の月~水曜日に登場する 歌舞伎役者で俳優の市川染五郎さんのコーナー。 子供向け、体の健全な発育と、それに伴う心の成長を促す番組、だと思います...
歌舞伎の童 中村獅童という生き方
- (birochana)
彼には継ぐべき名跡がない。 名門の御曹司ながら、大役を与えられる事もない。 なぜなら、彼には庇護し指導し仕込んでくれる者が 不在だから。 世襲と格式のあの世界では、呼吸の...







