ファンタジア
Fantasia
デザイナー、芸術家、詩人、発明家、美術教育家……天衣無縫な創造活動を通し、驚きと気づきにあふれたモノたちを生み出しつづけたイタリアの異才、ブルーノ・ムナーリ。
創造力ってなに?
そのだれしもがギモンに思う問いに真っ向から立ち向かった一冊。と感じています。
正直、この分析力と分解力の幅広さにとても追いつけないんですが、言葉や芸術でゆるやかに表現される“創造”を分かりやすい言葉とスケッチなどで解析されています。
一番感じた事は、この考えの根本には「教育」があるんじゃないかなと思っています。
特に、小さな子供たちに向けてのそれ。
しばしば日本の芸術や文化の事例も出てくるのですが、後半になるにつれて向けられているメッセージが教育者に向けての教えに感じてしまうのです。
ピュアな創造を生み出せるのは、見た感じた知ったものをそのまま表現する子供ならではのチカラ。
ただ素直に知ってる事を絵にしたり文章にしたりしてるだけなのです。
決して特別なチカラなどではない。
大人がどれだけ刺激的な体験をさせてあげ、子供たちの五感を奮わせることが出来るかなのだと。
そういった意味で、僕の友人にもいる保育士の方にぜひ読んで欲しいなと思うのです。
デザインなんて枠は軽く飛び越え、クリエイティブの核を探求していったムナーリの教科書。
僕はそんなふうに感じました。
下記、注釈から抜粋
…
創造力、発明、想像力、そしてもうひとつの人間の能力《ファンタジア》。これらの力を自由に働かせることができれば、人はみんな《クリエイティヴ》になるこの本には、造形のファンタジスタ、ムナーリが培った《クリエイティヴィティ》を育て活用する方法、幸せをもたらす創造のヒントがつまっている。
「あ、ひとつだけお忘れなく。みんなにも、教えてあげること」
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コメント (5)
2006/09/21
AGHOME むむむー、なかなか意味深い解釈ですね、もやいさん!総作家状態かー。確かに絵が描けるだけで画家きどりのヒトはたくさんいました…。根本を理解せずすっかりそれっぽくなってる事はよくあります。自分にしかり。。。この本はまず知ること、そして自分でためして体験することを伝えているような気がします。国民性の違いって、やっぱ島国だからですかね~?
2006/09/23
De Stijl 『ファンタジア』は僕も読みました.いい本に出会う幸せを感じる一冊でした.「創造力は刺激されなければならないのである.…それには遊びが必要である.」という言葉にやられました.遊びをとおして記憶を蓄積し,遊びをとおしてファンタジアを発揮するのだと思います.そうなるとやはり,教育にとっては,体験をどのように提供するのかが重要になるのでしょうね.言うは易し,行うは…といった感じでしょうか.
AGHOME De Stijlさん、コメントありがとうございます。この本を読んでアタマの中をスカッとさせられる瞬間がたくさんありました。子供たちと切り絵で大きな木をつくる場面がとても印象的でした。遊ばせ、その過程で子供自身に発見させる。普段見ているようで見えてないものを感じれた気がします。行動は大事ですね。。。
2006/09/24
birochana 面白そうですね、この本。理解がちゃんと追いつくのか自信ないけど・・・
2006/09/25
AGHOME 最初は難しい単語が多いんですけど、途中からとても分かりやすくなるんです。事例とかスケッチとか多様して見ても読んでもおもしろいですよ!特にbirochanaさんにはオススメでっす☆
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