「天地水 月光浴」
大丸ミュージアムで開催中の石川賢治さんの写真展「天地水 月光浴」を見てきました。(同名の写真集も発売中)
一面の暗幕の中、月光を模した照明に照らされた写真は、なんとも魅惑的。
ポスターや、写真集の表紙にもなっているのは、デビルズマーブル。アボリジニの言葉では「大蛇の卵」の意味らしいですが、英語だと「悪魔のおはじき」(笑)
オーストラリア大陸中央部のアリス・スプリングスから北400キロにあるダベンポート山脈の一角にできた奇岩群で、「約17億年前からそこにある」のだそうな。
あとは、これもやはりオーストラリアのピナクルズ。こちらも奇怪な光景。原生林が枯れた後に残された石灰岩層で、こちらも6000年以上前に姿を現したのだそうです。
そして、私が一番気に入ったのは、マダガスカルの「バオバブの樹」。
樹齢1000~2000年といわれる太い幹が空に突き刺さるようにまっすぐに伸びている。枝も妙にカクカクッと曲がっていて、どう見ても、「普通の木」ではない…(笑)
石川さんの写真では、そんな「奇景」が、「満月の光に照らされている」のでした。
わたしたちは、自分の見慣れないものを勝手に「奇景」なんて言っているけれど、樹齢1000年のバオバブの樹に言わせれば、わたしたちこそ、奇妙な景色の中でつかの間コマコマと動いている妙な生きもの、という話になるのかもしれませんね。
- 2006/08/19更新
- 2006/08/19登録
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