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		<title>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）の関心空間</title>
		<link>http://www.kanshin.com/user/42087</link>
		<description><![CDATA[『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）<br />
俳句・俳句評論など、いろいろと書き物をしています。<br />
<br />
※未来の世代に確かな明日を渡すために、脱原発のさまざまな取り組みに私も心より賛同いたします。 ⇒<a class="kanshinTracker" href="http://www.kanshin.com/keyword/5414340">脱原発に関する私自身のコメント</a>　/　<a class="kanshinTracker" href="http://ja-jp.facebook.com/groups/226456997370638/" target="_blank">「脱原発アピールの黄色いリボン Yellow ribbon against nuclear power」</a><br />
<br />
●活動の記録<br />
　<a class="kanshinTracker" href="http://sky.ap.teacup.com/zatsubun/" target="_blank">主な受賞歴 + 各年の発表原稿</a><br />
●著書<br />
　<a class="kanshinTracker" href="http://www.shinshokan.jp/pub/normal/218.html" target="_blank">『現代の俳人101』（金子兜太編・共著、新書館）</a>　/　<a class="kanshinTracker" href="http://kanekotohta.jp/kysyuu%20onoyuzou.html" target="_blank">『メキシコ料理店』（中沢けい解説、角川書店）</a> 　/　<a class="kanshinTracker" href="http://younohon.shop26.makeshop.jp/shopdetail/003000000015/" target="_blank">『超新撰21』（共著、邑書林）</a><br />
●派生ブログ<br />
　<a class="kanshinTracker" href="http://twitter.com/onoDX/" target="_blank">子育てツイッター（写真付き）</a>　<br />
●関連サイト<br />
　<a class="kanshinTracker" href="http://kanekotohta.jp/" target="_blank">兜太ワールド（金子兜太）</a> 　/　<a class="kanshinTracker" href="http://www.k-nakazawa.com/" target="_blank">豆畑の友（中沢けい）</a> 　/　<a class="kanshinTracker" href="http://homepage3.nifty.com/mamenoki-kukai/" target="_blank">豆の木</a> 　/　<a class="kanshinTracker" href="http://weekly-haiku.blogspot.com/" target="_blank">週刊俳句</a> 　/　<a class="kanshinTracker" href="http://haiku-tree.blogspot.com/" target="_blank">俳句樹</a><br />
●友人/知人のサイト<br />
　<a class="kanshinTracker" href="http://kenjihishida.web.officelive.com/" target="_blank">陶と漆(菱田賢治)</a>　/　<a class="kanshinTracker" href="http://documentary-campaign.blogspot.com/" target="_blank">観察映画の周辺（想田和弘）</a>]]></description>
		<language>ja</language>
			<copyright>Copyright 2012, Kanshin!, Inc.</copyright>
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			<pubDate>Fri, 17 Feb 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>コンピューターテクノロジー編集部・編『IT時代の震災と核被害』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8967839</link>
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						<![CDATA[　今回の震災後の情報共有や支援において、インターネットメディアが大きな役割を果たしたことはおそらく衆目の一致するところだろう。阪神大震災の時にはほとんど一般的な普及はしていなかったものの、インターネットが果たしうる役割はその時既に注目されていた。それから十六年が経ち、成長し成熟したインターネットが大災害と向き合うことになった。そしてインターネットは、ほぼ期待された真価を発揮したと言えるだろう。<br />
　象徴的な話があって、Googleが安否確認システムの「パーソン・ファインダー」を震災後わずか二時間弱でローンチしたが、よく考えてみるとそんなものは一私企業よりもそもそも行政がやるべきことである。そして実際、総務省では同種のシステムの開発・準備をしていたようだ。だが、実際に機能したのはGoogle。インターネットを基盤として〝世界政府〟的な視野を持つ企業ならではだと思う。<br />
　勿論、震災に向き合うネットメディアにいろ…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Fri, 17 Feb 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>リドリー・スコット&amp;トニー・スコット『LIFE IN A DAY』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8643327</link>
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						<![CDATA[　リドリー・スコットは昔から好きで、その監督が面白いプロジェクトをやったというので昔から気になっていた。YouTubeを使って世界中から動画を募る。ただし条件があって、ある特定の一日に撮った動画。それを集めて編集したのがこの映画。アイデアは面白いが、逆に言えばたったそれだけの映画でもある。当然ながらストーリーらしいストーリーはないし、ある意味では平凡な日常の断片の寄せ集めでしかない。<br />
　ところが、この寄せ集めのような映画が、めっぽう面白い。さまざま人々の日常の断片がこんなに面白いとは思わなかった。いささか“覗き見”的な面白さもあるのだと思うが、その面白さを支えるのは逆に言うと観客の想像力だ。ちょっとした生活の断片に、その人たちのこれまでやこれからを想像する。実際、後で記憶に残る映像はそういった生活の断片のほうで、よくテレビなんかでやっている“決定的瞬間”とか“びっくり映像”みたいなものよりよっぽど面…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Sun, 29 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>『傘vol.3』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8643354</link>
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						<![CDATA[　『傘』は創刊以来ずっと送っていただいていて、それでも2号はついついこのブログで評を書きそびれてしまった。なんとなく震災後のドタバタ、というのもあったのだけれど、2号のテーマのライト・バースがどうにもとっときにくかったという実感も、実はある。俳句とライト・バースとの繋がりが、どうも僕の頭の中でぱちんと繋がらなかった。勿論、それは僕がそう感じたというだけのことではあるが。<br />
　と、そこへ行くとこの3号のテーマは飯田蛇笏。ライト・バースに比べれば、なんとも座りがいい感じがある。俳句誌が俳人のことを扱えばそりゃ座りがいいのは当然、という話もあるのだが、どうにもそれだけではない、何か不思議な相性のよさを感じる。今回に限らずなんとなく感じているのだけれど、若い世代の俳人たちが、大正期とかの古い俳人を取り上げると、意外になにやら相性がいい感じがあるのだ。重信とか完市とかあるいは兜太ではなく、あくまで蛇笏。言…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Sun, 29 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>リービ英雄『日本語を書く部屋』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8643372</link>
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						<![CDATA[　文庫を買って読んだのだが、元になった本が刊行されたのは2001年らしい。それでも、不思議に震災後（もっと言えば、原発事故後）の今の時代に対してアクチュアルなメッセージが多く含まれていることに驚いた。一点目は、日本文化に対する意識。それから二点目は、災害と文学の関わり。<br />
　まず一点目だが、リービ氏が「日本語」に対する、いささか奇矯とも言うべき偏愛を繰り返し語っているのはかなり周知のことかも知れないが、ここではその延長での日本文化に対する愛が語られる。そして彼の愛は、あくまで日本語とそれを基盤とした日本文化が対象であることに注目したい。彼は明確に示しているのだが、そこにあるのは「〈民族〉とか〈人種〉という十九世紀の発想ではなくて、〈言語〉と〈文化〉という二十一世紀の発想に基づいた愛国心」とということになる。そしてこの感覚は、実に僕自身の感じていることにもぴったり来るし、震災を経た後の日本にもっとも…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8643372</comments>
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					<pubDate>Sun, 29 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>馬場康夫『私をスキーに連れてって』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8628705</link>
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						<![CDATA[　学生の頃、つまりバブル期に見た記憶があって、先日テレビでやっていて懐かしいので再見した。<br />
　まあ時代どおりというか、なんとも能天気なエンターテイメント、という感じであるが、ある意味でこの能天気さは幸せでもあるので、別に否定するつもりもない。つまりあの頃が能天気なくらいに幸せな時代だったということか。いい意味でもわるい意味でも、あの時代を象徴する作品だと思う。スキーがモチーフなので、各地のスキー場が舞台になっている。それでも、視点の主軸はあくまで東京。東京が視点でなくては、この能天気さな幸せさ加減は始まらなかったのだ。東京という街には、関東大震災も空襲もあった。しかし、そんなものなどなかったかのように、この映画の東京は輝いている。そしてその後、サリン事件も、そして今の放射能禍も起きた。しかし、そんなことなど考えもしないかのように、この映画の東京は輝いている。しかし、幸せであること自体が悪い…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8628705</comments>
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					<pubDate>Sat, 28 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>『海程2012/01』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8628807</link>
					<description>
						<![CDATA[　有るまじき曽遊の地福島の被曝　　金子兜太<br />
　青大将空青ければぶらさがる　　前川弘明<br />
　水景の月の奥なりふくろう鳴く　　森田緑郎<br />
　嗚呼きのこ被曝の傘をひろげたる　　高木一恵<br />
　被曝者であること蝿を逃がすこと　　中村晋<br />
　八月逝く象の大群行くごとし　　堀之内長一<br />
　よく酔えば虫の闇より父帰る　　松本勇二<br />
　この街にはすきまだらけの秋夕焼　　油本麻容子<br />
　天高く絶縁テープぐるぐる巻く　　こしのゆみこ<br />
　朝顔にぼくの禁煙笑われて　　室田洋子<br />
　夕冷えのつかつかとくるからよける　　小西瞬夏<br />
　月を見た無職となった父を見た　　豊原清明<br />
　やはらかな針を揃へよ月の家　　小川楓子<br />
<br />
　海程の俳人の中では、最近マブソン青眼さんや中村晋さんなどの句やその姿勢にとても共感している。二人とも脱原発を明確な意見として表明しているが、おそらく年代も僕と同じくらいで、そして同じくらいの年代の幼い子供を抱えている。中村さんは…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Sat, 28 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『星の木7号』『星の木8号』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8628860</link>
					<description>
						<![CDATA[　ノックしたきこれは大きな蝸牛　　大木あまり<br />
　椅子に姉畳に姉や柿の花　　同<br />
　北へゆく院長先生豆の花　　石田郷子<br />
　十人や夏の真中に立ちてをり　　同<br />
　四月長し会議の椅子を運び入れ　　藺草慶子<br />
　呼ばれたるそこが入り口海の家　　同<br />
　流れつきここに住みつき磯菜摘む　　山西雅子<br />
　山法師にはかに急ぐ人ばかり　　同<br />
<br />
　短日の芳香剤の置きどころ　　大木あまり<br />
　通院や日蔭の水を鴨歩く　　同<br />
　頭数かぞへて秋の山に入る　　石田郷子<br />
　切干をひろげながらの話かな　　同<br />
　鳴きやめる蝉の下にも秋の蝉　　藺草慶子<br />
　そそり立つ如くに菊の鉢並ぶ　　同<br />
　冬ざれや舌うつくしき蛇女　　山西雅子<br />
　冬ぬくし沓のごとくに島を置き　　同<br />
<br />
　2011年の春・夏号と秋・冬号。まるで震災などなかったかのような句群だ。しかし、僕はそのことを決して悪いことだと思ってはいないし、むしろかえってどこか積極的に肯定したい気持ちすらある。確か…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Sat, 28 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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			<item>
					<title>たくきよしみつ『裸のフクシマ』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8628996</link>
					<description>
						<![CDATA[　書評などで話題になっていたので、昨年末に感慨にふけりながら読んだ一冊。今回の事故が孕むさまざまな問題を考える上ではとても有益な一冊だと思う。<br />
　内容としては、福島で田舎暮らしをしようと地元の県に移り住んだ作者が、震災と原発事故に遭遇する。そのことを、実体験に基づいて丹念に、そして容赦なく描いていく。容赦なく、というのは、原発事故を起こした東電や政府の側に容赦なく、という意味もあるのだが、この本の特筆すべきは、よくありがちな「被害者≒絶対的な弱者≒絶対的な善」という図式にもきちんと切り込んでいるところだ。例えば、この作者は彼が言うところの「避難太り」とでも言うべきことも起きていることを容赦なく書く（勿論、すべての避難者がそうだというわけでは決してない）。あるいは支援や復興の過程で起きる奇妙な制度の歪み、例えば作者が「補助金ありき」の「ぶら下がり体質」と福島の自治体を呼ぶ問題などにも、きちん…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Sat, 28 Jan 2012 00:00:00 +0900</pubDate>
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			<item>
					<title>『バックストローク第36号』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8089184</link>
					<description>
						<![CDATA[　植物園を歩いて祖母はまた縮む　　樋口由紀子<br />
　鳥帰る守秘義務なんてないのです　　小池正博<br />
　尼へ返り血イエローマシン作動する　　筒井祥文<br />
　葬いと便座のぬくみご自由に　　松原典子<br />
　塩辛くなっているので正座をさせる　　井上しのぶ<br />
　いもうとと結ぶ八月の真水　　田中峰代<br />
　寸分も違わず向いてくる魚雷　　高橋蘭<br />
　長い長い長い無蓋車　渚にて　　石田柊馬<br />
　水に浮く赤い神社の赤い秘所　　石部明<br />
<br />
　川柳についてはあまり詳しくなかったこともあって、樋口さんから送っていただくこの冊子（およびその関連書籍）が僕にとっては唯一の川柳に対する“窓”になっていて楽しみにしていたのだが、残念ながら今回で終刊ということらしい。<br />
　巻末に掲載のシンポジウムは、「川柳が文芸になるとき」とのテーマでなかなか面白かった。俳句でも、俳句は「文学」（もしくは芸術）なのか、という古くて新しい問いがよく言われる。そのことから、第二…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
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					<pubDate>Mon, 26 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『spica/スピカ　第1号』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8089241</link>
					<description>
						<![CDATA[　ポニーテールほどくキネマの終はるまで　　江渡華子<br />
　視線あつめ飛込台の先へ先へ　　神野紗希<br />
　ふらここを乗り捨て今日の暮らしかな　　野口る理<br />
<br />
　神野さんからご丁寧にお送りいただいたので、まずは感謝を申し上げたい。<br />
　ところで、若い人同士でグループを作って俳句をやることは、すごく面白い。これは僕自身も経験があるので、よくわかる。僕が二十代後半～三十代前半に関わったそのようなグループに、「豆の木」や「青山俳句工場」があった。どちらも超結社の自由な雰囲気で、大学生くらいの人も含めた二十代から三十代前半くらいの人が中心で、合宿してぶっ続けで句会をやったり、それこそ徹夜で句会をやったり、みたいな学生サークルのノリだった。僕にとって「海程」という結社も重要なのだが、それと同じくらいに、そういった超結社句会も重要だったし、それは僕の人脈を広げ、俳句観を広げ、今にいたるまでとても貴重な財産になっている。<br />
…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 26 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>玄侑宗久『福島に生きる』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8089308</link>
					<description>
						<![CDATA[　原発事故は、もはや福島だけの問題ではないと言っていいだろう。放射能の影響は結局のところ、関東全域と東北の広い範囲に及んでいる。勿論、そこにあるすべてのものが汚染されていて危険だ、という意味では決してない。ただ、土地も食品も、汚染されて危険である可能性が（その程度の差はあれ）ある、ということを意識して生活しなくてはならない、という意味でその影響が及んでいるのだ。とは言え、もっとも事態が深刻なのが福島であることは言うまでもないし、関東・東北に広がる未知の事態を象徴する言葉として、やはり福島には重い意味がある。<br />
　余談ながら僕の妻の父は、神奈川県内で家庭菜園をやっている。その畑仕事がほぼ唯一の趣味で、よく野菜を持ってきてくれたし、そして孫たちが成長したら一緒に畑仕事をしてそれを孫たちと一緒に食べることを楽しみにしていた。ところが原発事故で、神奈川県にも放射性物質が降下したことはもはや事実である…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8089308</comments>
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					<pubDate>Mon, 26 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>週刊俳句・編『俳コレ』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8056574</link>
					<description>
						<![CDATA[　梅園を歩けば女中欲しきかな　　野口る理<br />
　春はすぐそこだけどパスワードが違う　　福田若之<br />
　イヤホンに熱の籠れる初詣　　小野あらた<br />
　銀漢や女所帯の編集部　　松本てふこ<br />
　椅子七つ積みて傾ぎぬ夏の果　　矢口晃<br />
　集まつてだんだん蟻の力濃し　　南十二国<br />
　梅雨深し王の真似する家来たち　　林雅樹<br />
　エリックのばかばかばかと桜降る　　太田うさぎ<br />
　王将の涼しき方へ逃れけり　　山田露結<br />
　父の日の電車に乗ればすぐ鉄橋　　雪我狂流<br />
　イエスゐるやうにラグビーボール置く　　齋藤朝比古<br />
　滝の上に探偵が来て落ちにけり　　岡野泰輔<br />
　時雨るるや伊豆半島をなぞる指　　山下つばさ<br />
　先頭は蟻踏む父となりにけり　　岡村知昭<br />
　雪片を消しつづけ水しづかなり　　小林千史<br />
　冬を蹴る石のちからを借りて蹴る　　渋川京子<br />
　秋の暮ウェイトレスの足らぬ店　　坂西敦子<br />
　飼猫の柄教へあふ夜の秋　　津久井健之<br />
　一番小さき時計を信じ秋澄…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8056574</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/8056574</guid>
					<pubDate>Fri, 23 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『海程2011/11-12』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8047423</link>
					<description>
						<![CDATA[　平凡な都市緑陰に僧構える　　金子兜太<br />
　白南風の行きつくところ捨て鏡　　塩野谷仁<br />
　東北は無口重ねて花は葉に　　宇川啓子<br />
　水底の見えない川へ蛇流す　　奥山和子<br />
　青水無月枕にたまる夜の体温　　藤盛和子<br />
　血の夕焼け原発に夥しき蝿　　藤野武<br />
　結婚記念日トマト畑のこんな雨　　宮崎斗士<br />
　大山蓮華雨のたましい育てている　　大高宏允<br />
　割り算の余りの気持ち夏の月　　油本麻容子<br />
　川よりもゆっくり歩く緑雨なり　　室田洋子<br />
　無言館夜毎加わる筆の跡　　抜山裕子<br />
　夏の夜がぞろぞろついてきて困る　　小西瞬夏<br />
<br />
　八朔やちちはは左右たいせつに　　安西篤<br />
　熱帯夜仮設隣家より木魚　　江井芳朗<br />
　滝があるよと少女ふりむく行きなさい　　斉木ギニ<br />
　ジュリー・アンドリュースのように噴水じゃんけんぽん　　谷佳紀<br />
　背泳ぎや太陽があるちょっと照れる　　宮崎斗士<br />
　桃の中の山河を指で押しており　　守谷茂泰<br />
　炉心が六基六地蔵…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8047423</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/8047423</guid>
					<pubDate>Thu, 22 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>田原総一郎・他『Twitterの神々』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8005463</link>
					<description>
						<![CDATA[　この本が書かれたのが、3.11以降でなかったのが惜しまれる。そのくらい、時代に肉薄する力を感じる本だった。話の中心はTwitterであり、それを含むネットのことではある。だから、田原氏が対談する相手もIT業界での著名経営者であったり、もしくはITジャーナリストであったりする。だが、そこではTwitterやIT業界の話だけがされるということではなく、むしろそこを基点として見えてくるさまざまな領域の問題点をえぐり出す。高度成長とバブル経済以降、失われた十年が二十年になり、そこに致命傷のように震災・原発事故が起きた。地震や津波のような天災はともかくとしても、原発事故という人災についてはこの失われた二十年の問題と密接にリンクしていると僕は考える。つまり、長く内に抱えていた問題がそこで噴出しただけ、ということだ。<br />
　このことは、Twitterが象徴する情報流通・コミュニケーションの世界でも同様だ。なぜ既存のマスメディアの報道の少なからぬ量…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8005463</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/8005463</guid>
					<pubDate>Mon, 19 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>桑原晃弥『スティーブ・ジョブズ名語録』『スティーブ・ジョブズ全発言』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/8006432</link>
					<description>
						<![CDATA[　いささか安直なビジネス指南書にも見えかねない作りだが、逆に言うと的確にポイントがまとまってもいる。ジョブズのことを知る手かがりとしてはよい資料だと思う。<br />
　ジョブズについては、「ビジョナリー」ということがよく言われる。ビジョンを持つ人、そしてそのビジョンを具現化し、さらには他人に与える人、ということか。確かにそれがジョブズであることには間違いはない。勿論、ビジョンを持て、とは安直な言い方で、どうにも胡散臭くは聞こえる。ただジョブズの面白いのは、本当に「ビジョン」、つまり映像を持っていたらしい、ということだ。新製品を開発する時に、その完成像が本当にジョブズの前に映像としてあった。一種、予言者的なところのあった人なのだろう。そうやって文字通りのビジョンがあるから、あとはそのゴールに向かっていくだけである。<br />
　思えば、アップルはいろんなものを捨ててきた。選択と集中、と言ってしまえばこれまた安直…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/8006432</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/8006432</guid>
					<pubDate>Mon, 19 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『コレクション戦争と文学　ヒロシマ・ナガサキ』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795819</link>
					<description>
						<![CDATA[《「おじさん、やめるんよ」少女が強い声で老人の声を封じた。「ピカのこと話しだしたらきりがないから」》　（井上光晴「夏の客」）<br />
<br />
　ヒロシマ・ナガサキということの重さが、福島原発の事故以降、また新たな光を浴びている。ヒロシマ・ナガサキということは、基本的に反戦というメッセージに集約されるものであったが、原発事故がそこに重なることによって戦争とはまた違う視点を私たちに強要することになったのだ。当然ながら、原発事故とは反戦とは何も関係ない。であるがゆえに、そのことをヒロシマ・ナガサキということに重ねて論じることに異議を唱える人もいる。しかし、あえてそれを重ねることで見えてくるのは、反核は反戦といったことを越えて、近代文明の転換という、より大きなテーマである。そして僕は、そのようにすることでより大きなテーマを見つめることには、意義があると思っている。その意味でも、今一度新しい視点からヒロシマ・ナガ…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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			<item>
					<title>山口優夢『残像』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795879</link>
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						<![CDATA[　台風や薬缶に頭蓋ほどの闇<br />
　大広間へと手花火を取りに行く<br />
　冬林檎積めば崩るる火と思ふ<br />
　どこも夜水やうかんを切り分ける<br />
　黄金週間葉つぱのやうに暮らしけり<br />
　ぶらんこをくしやくしやにして遊ぶなり<br />
　飛ぶもののなくて水族館は夏<br />
　梅日和近所の映るワイドショー<br />
<br />
　今の俳句界からすれば若手のホープということになるのだろうけれど、実際の作者の年齢はともかくとして、不思議に年季が入った感じのある句群と思った。勿論、俳句甲子園世代なので俳句は長く作っている。ひょっとすると、俳句甲子園を目指していた頃には量もたくさん作ったのかも知れない。と考えれば、そこで実質的な年季が入ったということも充分に考えられる。これ見よがしな斬新さがあるでもなく、あくまで俳句の骨子のようなものを踏み外すことはない。そうやって分け入っていく場所というのが、いかにもうーんと思わせるような、俳句の精妙なツボなのだ。俳句にとって、卓越…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>青山茂根『BABYLON』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795916</link>
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						<![CDATA[　いはれなくてもあれはおほかみの匂ひ<br />
　いつせいに星を廻せる鯨かな<br />
　西瓜割れば赤き夜空と出会いけり<br />
　塔あらば千の虫籠吊るしたし<br />
　万華鏡の中を旅せば夜店かな<br />
　落城のごとく毛虫を焼きにけり<br />
　波のごと氷菓をさらひゆく舌よ<br />
　流れつく者にトマトを差し出しぬ<br />
　コレラコレラと回廊を声はしる<br />
　正の字を書き連ねたる夜店かな<br />
　朧夜の蹄は揃えられてゐる<br />
　いつか訪ねむ滝壷の奥の戸を<br />
　棚らしきもの花冷の洞窟に<br />
　傷あとを誰も問はざる帰省かな<br />
　鶴の群とは崩れゆく塔のごと<br />
<br />
　これはなんとも、いい具合の幻、という感じがする。勿論、詩とは幻のことであるとは言うまでもないことだろうが、俳句と幻との関係はいろいろあって、まったく幻らしくないものもあれば、幻すぎるのでは、というものもある。結局のところ、現実との距離感ということになるのだろうが、それにしてもこの句集はいい感じでの現実との離れ具合が眼につく。現実をな…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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			<item>
					<title>中本真人『庭燎』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795928</link>
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						<![CDATA[　初蝶の黄をふくらませ風に乗る<br />
　めくれつつ雑誌燃えゐる焚火かな<br />
　裸足の子抱いてその子の靴探す<br />
　生徒みな上がりしプール波残る<br />
　アイスティー男は話聴くばかり<br />
　僧に向き檀家に向きて扇風機<br />
　獅子舞の口かちかちと喜べる<br />
　春眠のリクライニング倒し切る<br />
<br />
　端正な句群、という表現がぴったりの句集だろう。妙な言い方かも知れないが、妙に安心感を与えてくれる句集だ。空間にちゃんと上下左右があって、重力があって、物事がそのような道理に則ったあり方で成り立っている、そんなことを思わせる。当たり前と言われるかも知れないが、当たり前のことを当たり前に書き、それで人を感動させるのは難しい。当たり前のことを当たり前にやって、そのことを端然と人に見せるのは難しい。上下左右のはっきりした空間で、あるべき方向に重力が働き、そこで人が暮らしている。忘れてはならないことを忘れず、恥ずべきことを恥じ、誇るべきことを誇り、そう…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>中西夕紀『朝涼』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795952</link>
					<description>
						<![CDATA[　その人とゐて蚊柱の懐かしき<br />
　子規の忌の雨は草々洗ひけり<br />
　雛の間に泊りて畑を手伝へり<br />
　春の砂こぼしこぼして象歩く<br />
　神の山蜂の大群戦へる<br />
　冷し水合唱隊の手より手へ<br />
　霧の灯のだんだん駅とになりにけり<br />
　木から木へ伝はる雨意や黒揚羽<br />
　はがしたき数の蛾のゐる夏木立<br />
　ミモーザや死者の蔵書に囲まれて<br />
<br />
　客観写生と言えば言えるかも知れない。確かに、とんでもない飛躍や奇抜なレトリックもない。一見大人しい句群とも見えるが、見ている現実との間に、薄い淡い擦りガラスのようなものが一枚入っているような、そんな印象だ。冷たいガラスに寄り添うようにして、その向こうの現実を見ている。造形というわけでもなく、そこにあるのは確かに現実でしかない。それでも、そこに微かな色のようなものが着いている。それは作者の見立てということなのかも知れないが、現実の上にちょっとだけ色を乗せたような感じ。それはあくまで現実を越える…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>古田嘉彦『純粋雨期』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7795972</link>
					<description>
						<![CDATA[　偏頭痛――深夜望遠鏡――かつぐとき<br />
　岬を先取りする鍵盤の発芽期<br />
　鳥の巣を無限に集めできた砂漠<br />
　今枯れ出した鬼百合 　筆記体のrain<br />
　どこもかしこもオリーブの樹になるまでの麻酔<br />
　雲の上に出ても杉、杉、刺殺<br />
　びっしりと修道士敷きつめ雪の欅<br />
　なぜ青鷺　　聞いたこと無い塩加減と<br />
　影ごとに猫置く六月　　空気遠近法<br />
　ガス惑星　　和音にふさわしくない部屋で<br />
　白黒体質のカラス　←→　弾くと切れるピアノ線<br />
　花が過剰で十日町をそむく浴衣<br />
　秋の水に列車浮かべて睡眠の定義<br />
　急なイギリス庭園日曜は湖面<br />
　全体は密林だが今度の青は女だ<br />
　皺がよっていって孔雀になる礼儀作法<br />
<br />
　正直に言うと、こういう雰囲気はたまらなく好きなのだ。今でも前衛やってます、みたいなこの感じ。単に型破り、というだけでなく、品格と香気がある。句集も、どっちかというと函入りパラフィン紙付きが似合うような、そんな雰囲気。僕も、超結社「豆…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
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					<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>恩田陸『Q&amp;A』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7710679</link>
					<description>
						<![CDATA[　妻が恩田陸のファンで、その妻に勧められて読んだのだがなかなか面白かった。<br />
　大型ショッピングセンターで起きた、事件とも事故ともつかない不思議な出来事。ただ確かなのは、そこで多数の人が亡くなったということと、そのことが起きる直前にいくつものちょっとした不可解な事件が並行して起こっていた、ということ。「Q&A」というタイトルは、その時起きたことの真相に迫るために、その時のことを語る証人たちにインタビューをしていく、という設定から来ている。とにかく、前半は抜群に面白い。何が起きたのか、その真相も漠然としたまま、ただ不思議な証言ばかりが重なり、謎めいた出来事ばかりが明らかになっていく。ちょっとした挿話の断片すらが、ぴんと跳ね返るような鋭い怖さを持っている。ささやかな証言にひやりとするような事実があったり、あるいはそれぞれの証言がずれていたり。さらには、事件とも関係なく、それぞれの人が事件を前にして不…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>小川洋子『人質の朗読会』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7710718</link>
					<description>
						<![CDATA[《二人めの死んだおばあさんが登場したのは、それから七年後です。》<br />
<br />
　いい意味でもわるい意味でも、この作者らしい作品だと思った。この作者の言葉は、とにかく虚の方に行きたがる。ふつうの小説というよりは、ファンタジーなどにも通じる、そんな性質だ。それにはいい面もある半面、ともすると現実を離れてどこまでも行ってしまいかねない。となると、読み手がふっと興ざめする。いわゆる、「引いてしまう」という感じだ。<br />
　そのような虚に行きかねない言葉を繋ぎ止める方法はいくつかあって、そうすることで虚に行きかねない言葉が現とも虚ともつかない輝きを持つ。それがもっとも典型的に成功したのが『博士の愛した数式』ではないかと思うのだが、それでは今回の作品はどうだろうか。タイトルにあるとおり、今回の作品は人質たちによる朗読会という、いささか不思議な設定が使われている。とは言え、ミステリー仕立てにもできそうなその設定は、結局の…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
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					<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>村上春樹『ねむり』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7556964</link>
					<description>
						　体というか肉体ということが不思議に際立つ物語なのだ。勿論、「ねむり」ということがひとつのモチーフになっているからということもあるが、それだけでもない。「全然ハンサムじゃない」「どうして私はこんな不思議な顔の人と結婚しちゃったんだろう」と思ってしまうような夫。一方で妻は、「私は自分の体が好きだ」と言う。自分の顔立ちのことも「悪くはないと思う」。そんな対比の、それでも裕福で満ち足りた生活をしているのだろう夫婦。やがて、妻はなぜかさらに美しくなる。「思いちがいではない。私は本当に綺麗になっている」。その一方で、妻は夫の醜さを自覚していく。「なんて醜い顔をしてこの人は眠るんだろう。いくらなんでも、これはひどすぎる」「これから先、間違いなく更に醜くなっていくだろう」。そして、さらに息子に対しても「息子は父親と寝顔がそっくりなのだ」「いつかこの先、この息子のことを自分はそれほど真剣に愛せないようにな…
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7556964</comments>
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					<pubDate>Sun, 20 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>想田和弘『精神』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7556980</link>
					<description>
						　想田監督は実は僕の大学時代の後輩なのだが、この映画は彼が提唱実践している「観察映画」の第二弾。前作『選挙』はそのテーマ自体がいささかコミカルな要素もあって、しかしそのコミカルさの中にシリアスな風刺を含んでいる、というものだったと思うが、二作目の本作はそもそものテーマ自体が重くシリアスだ。タイトルの精神とは、精神病や精神疾患の精神。つまり、精神に何がしかの疾患を持つ人たちがモチーフになっている。岡山にある、実際の病院（診療所？）が舞台になっているようで、そこにカメラが入ったわけだ。テレビ番組なら、まさに「禁断の世界に潜入」といった具合の組み立てになりそうだが、そこはテレビ的なドキュメンタリー構成を忌避するこの監督ならではで、まさに「健常者」（と、この映画の登場人物たちも言っていたので、とりあえずはその呼称で呼ぶが）と精神疾患者たちは地続きの世界にきちんといる。というより、僕自身が精神疾患に…
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7556980</comments>
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					<pubDate>Sun, 20 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>想田和弘『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7556993</link>
					<description>
						<![CDATA[　想田監督の第一作『選挙』の時もこのブログで記事を書いたらご本人からコメントをいただいたのだけれど、想田君は実は僕の大学時代の後輩。大学時代に学生新聞を一緒に作っていて（「東京大学新聞」という、そのまんまの名前）、学生新聞と言っても週刊で発行され、いろんな文化人や学者が登場したり、と中身はかなり充実している。僕自身も、大学OBであるナムジュン・パイク氏（ビデオ・アーティスト）にインタビューをしに行ったり、いろいろ貴重な体験をさせてもらった。その頃の印象では、想田君というのは根っからの正義漢という印象があって、その正義漢ぶりが今に繋がるのだなあ、とこの本を読んで妙に納得した。<br />
　正義漢と言っても、誤解を怖れずに言えば、「ちょっとひねくれた正義漢」というのが僕の見方。いわゆる、誰が聞いても正しいとしか言いようがないことを臆面もなく言うような正義ではなく、あくまで自分に忠実に、若干世の中を斜に見て…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7556993</comments>
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					<pubDate>Sun, 20 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『朝日ジャーナル　原発と人間』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7542648</link>
					<description>
						<![CDATA[　朝日ジャーナルとは書いてあるけれど、正確には「週刊朝日緊急増刊」ということである。刊行されたのは六月。雑誌形式なのでいろんな人のいろんな記事が載っていて、つまりさまざまな視点から原発の問題を捉えることができて、その意味では雑誌とは言いつつ充実した一冊である。朝日ジャーナルならではの、硬派な記事が多くて、原発追及にはなかなか適している。<br />
　とは言いつつ、まあだいたいの情報は既にいろんなところで僕は読んでしまったようなことが多いのだが、それでも新しく知ったこともいくつもある。一番発見だったのが、原子炉圧力容器の設計に実際に携わった人からの告発。「福島第一原発4号機用原子炉圧力容器が、製造の最後の段階で、関係法規が許す範囲を超えて全体的にゆがんでしまったのだ」という。水素爆発を起こした、あの原子炉である。勿論、水素爆発とその原子炉の歪みとは直接の関係はないのかも知れない。しかし、今となってはその…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7542648</comments>
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					<pubDate>Sat, 19 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>エレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワ『ゴーストタウン～チェルノブイリを走る』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7542693</link>
					<description>
						　チェルノブイリの事故が起きたのは、僕が大学に入学した年の春だった。食品が危ないと騒がれたことは覚えているが、正直に告白すると大して気にもしないまま通り過ぎてしまった。遠い場所の出来事だったということもあるし、それ以前に冷戦下ということもあって、「あの事故は、ソ連のような全体主義の国だから起きたのだ。あれは原発の欠陥というより、全体主義国家の欠陥なのだ」と思っていた部分があったと思う。日本の専門家たちも、「日本の原発はソ連とは仕組みも違うから安心」と言っていたし、特にそれを疑うこともなく、なんとなく日本の原発は大丈夫と思っていた。数年後にソ連という国家自体が崩壊したこともあって、「ほらやっぱり、あれは全体主義国家自体の抱える問題であって、原発の問題ではなかったのだ」と思ってしまった。今になって、その判断の甘さに大きく後悔している。あれだけの大きく深刻な事故を現実に突きつけられて、それを真剣…
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7542693</comments>
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					<pubDate>Sat, 19 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>マイケル・マドセン『100000年後の安全』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7542724</link>
					<description>
						<![CDATA[　同名の映画がかなり話題になっていると思うが、これはそれを書籍化したもの。本当は映画を見てみたいのだが、子育てで時間を取られてとても映画館などに言っている暇がないもので、とりあえず書籍で我慢した次第。<br />
　舞台はフィンランド。ここに、近く深く掘って作った核廃棄物格納施設がある。それは、10万年間の間安全を保証するものでなくてはならない、という。なぜなら、廃棄物が10万年間、危険なものであり続けるからだ。10万年間の安全といった場合に、そこには物理的な問題とコミュニケーションの問題、という二つの問題がある。物理的な問題とは、とにかく施設が堅牢なものでなくてはならない、ということで10万年の間の地殻変動やその他の天変地異に耐えうる、ということ。コミュニケーションの問題とは、10万年後の人類がその施設の危険性を理解しないまま、掘り起こしてしまう可能性がある、ということ。彼らは、フィンランド語はおろか、英語だって…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7542724</comments>
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					<pubDate>Sat, 19 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>川上弘美『神様2011』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7542736</link>
					<description>
						<![CDATA[　原発事故直後に発表されて、話題になった作品。あとがきによると、事故直後の三月末に書いたそうだ。作品全体に何か生々しさが残るのは、たぶんその書かれた時期のこともあるのだろう。<br />
　内容としては、ご存知の方も多いと思うが、彼女自身の処女作である「神様」を、原発事故後の世界に置き換えてリライトしたもの。元々の作品では呑気な田舎町の風景が広がるのだが、新作では人々は防護服を着たり、ガイガーカウンターを持って暮らしている。日々セシウムやらストロンチウムやらプルトニウムやら、そんなものを気にしながら、そして自分の被曝量の積算を計算しながら、暮らしている。<br />
　例えば散歩に誘った「くま」は、川べりで「わたし」に大きなタオルを渡してこう言う。元々の作品では、こんな台詞だ。<br />
「昼寝をするときにお使いください。僕はそのへんをちょっと歩いてきます。もしよかったらその前に子守唄を歌ってさしあげましょうか」<br />
　新作では…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7542736</comments>
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					<pubDate>Sat, 19 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>坂本龍一+編纂チーム選『いまだから読みたい本～3.11後の日本』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7383118</link>
					<description>
						<![CDATA[　坂本龍一氏は、勿論YMO世代の僕としてはもっとも尊敬する音楽家の一人であるのだが、彼が六ヶ所村の核廃棄物処理施設に反対運動をしていることは昔から知っていて、その頃は「なんでまた、そんな遅れてきた政治青年みたいなことを？」と思ったりしていたのだが、まずはここで僕自身の愚かさを深く恥じるとともに、あらためて彼の主張に心から同意したい。<br />
　坂本氏の考え方は実に明確だ。彼は脱原発を、単なるエネルギー政策の見直しなどとは捉えていず、それを文明史的な転換と捉えている。彼の言葉を引用するなら、「自然を資源や投資の対象としてだけ扱う現在の文明から、ヒトも自然の一部だという当たり前な事実に基づいた、より高度な文明」が必要であり、私たちは「未来の文明のかたちをもう一度思い描かなくてはいけない」ということ。3.11を語る際に、この視点は絶対に抜けてはならないものだと坂本氏は考えているようだし、その点は僕もまったく同感で…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7383118</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/7383118</guid>
					<pubDate>Thu, 10 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>『すばる2011/12　特集・フクシマを考える』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7383146</link>
					<description>
						<![CDATA[　「すばる」誌は震災直後、すぐに中沢新一氏の「日本の大転換」を掲載したり、と、非常にアクチュアルな反応をしていて、好感を持っている。その「すばる」誌で、中沢新一氏と玄侑宗久氏の対談を始めとする「フクシマを考える」という特集を組んでいた。原発事故後の世界について、既にさまざまな作家がいろんなコメントをしているし、それに対応した作品も発表されている。そのことの賛否はそれぞれあると思うし、メッセージ性を抜きにして純粋な作品としてはどうなのか、という観点もあると思う。<br />
　ただひとつだけ言えることがある。それは、沼野充義氏が書いていることをそのまま引用すると、原発事故後は「いずれにせよ、作家の側が変わろうと、変わるまいと、今日の世界はもう昨日の世界ではないし、その中に生きる私たちももう昨日の私たちではない」ということだ。世界観、というよりも、本当に世界そのものが変わってしまった、ということ。その世界…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7383146</comments>
					<guid isPermalink="true">http://www.kanshin.com/diary/7383146</guid>
					<pubDate>Thu, 10 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>村上春樹『雑文集』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7383168</link>
					<description>
						<![CDATA[　正直に告白するが、震災後に村上氏の発表した「非現実的な夢想家として」というスピーチには、本当に心からしびれた。世の中には、「言いにくいけど、言わなくてはいけないこと」があると思う。原発事故を「日本人の倫理・規範の敗北」と言ってのけた村上氏の発言は、まさにそれだろう。これだけの大作家にして、この勇気。いや、大作家だからこそ、この勇気、なのか。誤解や曲解、そしてそれゆえの反発や批判を招きやすい発言だと思うのだ。それでも、村上氏は「言いにくいけど、言わなくてはいけないこと」を、世界に向けて堂々と発信した。そして考えてみれば、今回の原発事故こそは、「言いにくいけど、言わなくてはいけないこと」を言わなかったことの積み重ねが引き起こした惨事ではないのか。その観点からも、この同時代の大作家が見せた勇気こそ、今我々にもっとも必要なことだと思う。<br />
　ところでこの本だが、これは震災前に刊行されている。だから…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7383168</comments>
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					<pubDate>Thu, 10 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
			</item>
			<item>
					<title>西原天気『けむり』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7370519</link>
					<description>
						<![CDATA[　きらきらと仏間をよぎる金魚かな<br />
　白南風や潜水服のなかに人<br />
　さくらんぼう深夜のところどころ雨<br />
　風鈴を指に吊るして次の間へ<br />
　紙袋鳴らしてレモン押し合へり<br />
　年頭のジョーカーうつくしく笑ふ<br />
　早春を斜めに休むオートバイ<br />
　ハンカチを干していろんなさやうなら<br />
　昼寝にも水母の満ちてきて困る<br />
　虫売が虫とりだしてまた入れる<br />
　立ち読みの背中を過ぎる昼の鮫<br />
　四畳半ごと寒流をゆく気配<br />
　県道に俺のふとんが捨ててある<br />
　家壊されて明るくなって羽抜鳥<br />
　空き瓶に蓋するやうに夏終る<br />
　アンメルツヨコヨコ銀河から微風<br />
<br />
　西原さんとは旧知の間柄なのだが、とてもダンディで知的な人、という印象だ。俳句ももちろん面白いものをたくさん作るのだが、西原さんの活動で白眉のものと言えばやはり、週刊俳句の創設・運営だろう。いろいろ毀誉褒貶はあると思うのだが、それでも週刊俳句がなければ今の俳句界の風景はかなり違ったものになって…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7370519</comments>
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					<pubDate>Wed, 09 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>池田澄子『拝復』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7370543</link>
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						<![CDATA[　よく晴れて冷房電車から広島<br />
　日傘たたむ走ってきたことは言わず<br />
　虹見そこなわぬよう躓かぬよう<br />
　新年が近づく小魚に注意せよ<br />
　よし分った君はつくつく法師である<br />
　東京の鶴や翼の雪を払い<br />
　江戸弁の幽霊来たれ作り瀧<br />
　エイッと南瓜に包丁入るる恋のごとく<br />
<br />
　池田氏と言えば、口語俳句の達人という先入観があって、それはたぶん初期作品独特のあの瑞々しさから来るのだと思うけれど、思えばあの瑞々しさにはいろんな意味があったのだと思う。勿論、作者自身の年齢の若さがあったろうし、俳句を初めてまだし初学ということもあったろうし、そして女性口語自体が持つ俳句史上における歴史の浅さもあっただろうし、そんな状況が時代の持つ賑やかさとも相まって、総合的な瑞々しさを作ったのだと思う。とそう考えると、客観的に考えてその条件はいくつも変化している。作者自身の人生も深まり、俳歴も重ね、俳壇的にも若手女性俳人が多く活躍し、その…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7370543</comments>
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					<pubDate>Wed, 09 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>佐山哲郎『娑婆娑婆』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7370583</link>
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						<![CDATA[　梅ちらりほらりどの子も器量よし<br />
　二度目には消え梅の霊ともつかず<br />
　冷えてうすあをきにんげん花の雨<br />
　あの勅語から動かざる蝸牛<br />
　かなぶんの某氏来たりて去りゆけり<br />
　弁当がぱつと明るい墓参かな<br />
　蘭を挿しすぎた花瓶のやうな歌手<br />
　其処此処で喪服を畳む冬の宿<br />
<br />
　佐山氏は直接面識はないのだが、『コクリコ坂から』の原作者ということらしい。この場を借りて、贈っていただいたことに感謝申し上げたい。<br />
　さて、その句集。ちょっと一風変わった味わいがあって、面白かった。いい意味で、俳句らしくない句が眼につく。勿論、特に奇をてらった句があるというのでもない。姿形はきちんと俳句の姿を踏襲している。有季定型を基本的には守っている。にも関わらず、なんだかネジ一本くらい、俳句らしくない。<br />
　例えばコピーライターが作った俳句などに、この手のネジ一本違う俳句を見かけることがある。この佐山氏も略歴を見るとエディター・ライタ…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Wed, 09 Nov 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>児玉龍彦『内部被曝の真実』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7193818</link>
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						<![CDATA[　内部被曝などという言葉は、おそらく去年まではほとんどの人が知らないか、知っていてもまったく身近な言葉ではなかったはずだ。ところが、3月11日以来、この言葉はほとんどの国民が知り、場合によっては現実的な不安として感じるようになった。特に小さな子供を持つ親たちにとっては、かなり切実な問題である。というのも、このこともかなり周知の事実になってしまったので今さら言うまでもないが、子供のほうが放射線の影響を大きく受けやすいから、である。既に福島に住む母親の母乳からセシウムは検出されているという。この本によると、その濃度は既にチェルノブイリと同レベルであるということだ。そしてそのチェルノブイリでは、今でも学校で子供たちのミルクや名作の放射線レベルを点検しているとか。福島の事故がそれと同レベルになるという確証はないものの、ならないという確証もまた、ない。<br />
　そんなわけで残念ながら、このセシウム等による内部…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 31 Oct 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>武田邦彦『2015年放射能クライシス』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7193824</link>
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						<![CDATA[　放射能は、眼に見えない。匂いも色もなくて、高濃度でない限り、まさに一時期よく発表などで繰り返されたように「ただちに健康に影響はない」。だから、なんとなく、「まあ、そんなに気にしなくても大丈夫なんじゃないか」という気になってくる。特に世の中の仕組みというのは、「日常」の方向に戻ろう、戻ろう、とする強力な圧力を持っている。なんだかんだで生活しているうちに、安心な「日常」はもう既にそこにあるようにも思えてくる。しかし、実際にはチェルノブイリでも、「自分は関係ないだろう」と思っていた人が多く、実際の被害に会っているそうだ。<br />
　この本によると、三月十五日の10時から11時の間では、東京でも毎時6マイクロシーベルトの被曝をしていたことになるという。しかし、多くの人はそんなことも知らず、とりあえず普通に仕事や学業を始めていた人もかなり多かったと思う。そしてそれは決してその日だけの話でもなく、ここまで広範囲に…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
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					<pubDate>Mon, 31 Oct 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>池澤夏樹・坂本龍一・他『脱原発社会を創る30人の提言』 </title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/7193834</link>
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						<![CDATA[　原発関連の本はいろいろ読んだけれども、少なくとも脱原発という視座に関して言う限り、この本がもっとも質が高くまとまっていると感じた。あまり書店などでは見かけない気がするが、ぜひ多くの書店に置いてほしい一冊だ。発言者も池澤夏樹氏、坂本龍一氏などの文学者・ミュージシャンから原発問題の専門家、学者・政治家、東北で農業を営む人、など多岐にわたり、多角的な視点から脱原発のことを捉えることができる。<br />
　さて、その脱原発社会。この本の帯に書いてあることが僕の思いを正しく代弁してくれているのでここに記す。「脱原発社会とは近代文明のあり方を問い直し次世代のいのちを思いやること」。まったく正しい視点だと思う。まず脱原発は、決して今すぐに原発を止めよとは言わない。中期的にそれを無くす方向に行くべきだと考えており、それが「脱」の意味である。そしてそのことは、単にエネルギー政策の見直しに終わってはいけない。端的に言…]]>
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					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/7193834</comments>
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					<pubDate>Mon, 31 Oct 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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					<title>石橋克彦編『原発を終わらせる』</title>
					<link>http://www.kanshin.com/diary/6962320</link>
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						<![CDATA[　この本によると、日本で原子力発電が始められようとしていた50年前に、原発事故があった場合の被害を試算した資料があったらしい。それによると、被害額が最大の場合には損害額三兆七三〇〇億円。ちなみに当時の国家予算は一兆七〇〇〇億円。つまり、「日本の原子力発電は、万一の場合には、原子力事業者のみならず国家経済が破綻してしまう可能性があることを承知で始められたのである」。このことが事実かどうかは別にしても、あってもおかしくない話である。実際に、チェルノブイリの事故はソ連国家の破綻の遠因になったという話もある。日本でも、最近のニュースによると除染が必要なのは国土面積の3％とか（しかもまだ広がる可能性もあるようだ）。ひとつの県以上の面積をすべて除染するというのだから、途方もないことで、当然費用は天文学的なものが必要という話もある。<br />
　この本には、地震国日本の原発は、ドイツやフランスの原発とは根本的に性質が…]]>
					</description>
					<author>『ono-deluxe』（小野裕三公式ブログ）</author>
						<category>ダイアリー</category>
					<comments>http://www.kanshin.com/diary/6962320</comments>
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					<pubDate>Sun, 16 Oct 2011 00:00:00 +0900</pubDate>
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