たわごと
久しくピアノをひいてない。 指は動かないし、譜面を見てたら、しかめっつらになる。 もったいないものを感じてはいて、 ちょっとしたジャズピアノ講座に飛びこんでみたけれど、 マラソンをやりながら、計算ドリルをしつつ、 おまけにあいそ笑いまでもふりまくとでもいうような疲労感だった。 やつれ気味にいると、 先生が『ムーン・リバー』をスイングたっぷりで弾きだした。 これが聴けたから、今日のところは、まっいいかと思った。 どこまで他力本願なんだと思う。 演奏...
久しくピアノをひいてない。 指は動かないし、譜面を見てたら、しかめっつらになる。 もったいないものを感じてはいて、 ちょっとしたジャズピアノ講座に飛びこんでみたけれど、 マラソンをやりながら、計算ドリルをしつつ、 おまけにあいそ笑いまでもふりまくとでもいうような疲労感だった。 やつれ気味にいると、 先生が『ムーン・リバー』をスイングたっぷりで弾きだした。 これが聴けたから、今日のところは、まっいいかと思った。 どこまで他力本願なんだと思う。 演奏...
フランス蚤の市風マーケット「プチ・ソルグ」へ行くつもりで、 魔法瓶に珈琲を入れ、はるばる車を走らせていたのだけど、 やっぱり途中でやめて、 奈良公園AOZORAクラフト祭&黒米カレー選手権に変更。 目の前で大渋滞に巻き込まれ、やっぱりやめて、 おいしい珈琲に飲もうとしたら、 お休みで、 くねくねの道を迷って、 行きついたのは白毫寺のそばにある『カフェ・リノワ』。 ゆるさと偶然でたどりついたけれども、 大好きなミントグリーンの壁が和室だというセンス...
大阪のどまんなかにありながら、 昭和のような古い家々と、 おっとりしたくらしの風景がひろがるからほり一帯が、 今日は街をあげてアートに着飾る、 年に一度のお祭りの日。 アートとは言っても、とてつもなくオープン。 お店の壁や、民家の軒先や、民家の窓を借りた作品展示がされていて、 生活感のなかに突如あらわれる非現実が、 額縁やしゃれた展示台よりも、 もしかしたらおもしろさを加えるし、 それでいて、にっこりしてくるくらいの広い器を感じたりする。 観てる...
一枚の固い銀の板を糸のこで削って、 ゴゴゴーと火を当て、 とんかちで叩いて、 やすりでひたすらみがく。 無心で作った指輪。 延々と丸くする、 継ぎ目をわからなくする、 そんなのさえもよろこびになるんだと思った。 彫金工房の長い工程で使われる道具は、 とてもクラシックで、かわいくまとまっていて、 古式ゆかしい道具にとり囲まれると、 裾の長いゆったりとした木綿の質素なドレスに つつましやかなエプロンをまとい、 ローソクの灯が穏やかに揺れるような時代に...
10代のおわりからから20代のはじめのころは、 そういう時期で、 疲れた日のベッドで見る夢のような、 とりとめのない内容のいわゆる難解映画やアニメーションに、 酔いしれていたくて、 ミニシアターのオールナイトとか行っては、 朝まで目を開けていた。 ごくろうさまである。 今ではそのような根気が私のいったいどこにあったのかと思うほど、 映画に無頓着になり果てる。 そんな映画のおおかたは忘却しつつあるけど、 でも忘れてしまった映像の断片が、 もしかした...
コーヒー祭は、北白川の『trico+』で、 毎年されているイベントで、今年で第6回。 ここから遠くはなれたところにある 自家焙煎のお店や焙煎師さんの珈琲を飲むことができ、 店内にコーヒーに関する本を並べられ、 コーヒー界のなかのハッとする人がやってきたりする。 今回は、 ・斉藤珈琲(札幌) 2種 ・石田珈琲(秋田) 2種 ・アキオブレンド(京都)があって、 秋田の石田珈琲の『石田骨喜(いしだこーぴー)』を選んだ。 とってもさわやかでほんわりあまい...
そういえば今日、 御堂筋kappoで、 イギリスかどっかの軍隊のマーチングバンドが来るねんて、 でも時間がわからへん、 というようなことを言いながら、 お昼に何食べようと地下からあがって来たら、 音がして、ちょうどそのマーチングバンドがやってきてびっくり。 正確には『クイーンズランド州警察音楽隊』で、 私のうろ覚えはまったくまちがえていたのだけど、 バグパイプを先頭にした行列を、間近で観て聴いて感動。 バグパイプの音色は荘厳なのに、もの悲しくもあ...
どんなに緑があふれていても、土がなければ苦しい。 奈良の高畑町は古い庭木と古い土壁のたたずまいで、 住宅が建て込んでいるのに、 この朽ちた土壁のおかげで、 とても安穏な気分になる。 私だけでなくて、 あたり全体がそう感じてるみたいに穏やかなところ。 雨が降っていて、しとしと自然が落ちてくる。 カフェ『南果』へ、二三味珈琲を飲みに行く。 あきらかに風味のちがいがわかる珈琲が、 芳ばしくって、おいしいのとか、 キッチンから漂ってきくる甘い匂いとか、 ...
あらゆる印刷物のなかに見つけた、 好きなもの、気に入ったもの、 かわいらしかったり、気になったりしたものを、 切り抜いて、パズルのように、 B5サイズの無地のノートに貼りつけてきたのだけど、 この地味な切り貼り作業が、とうとう99冊になった。 フライヤーや雑誌やフリーペーパーや新聞の切り抜き、 ポストカードや包み紙etc… ただただナイスと思ったものをひとり関心空間のごとく集め、 ぎっしりぺたぺた貼りつけてある。 すこし植草JJ気分。 おおざっぱ...
ようやくの秋らしい日に、 お弁当をもって出たくなり、 「室生山上公園 芸術の森」に行く。 イスラエルの彫刻家ダニ・カラヴァンのユニークなモニュメントが、 山奥の広い緑に点在する。 芸術化された水路の自然のなかの不自然な直線や、 水面に映る鉄のかたまり、 コンクリートのうずまきの道。 ぜんぜんちがう質感を、行ったり来たり。 シーソーみたいに、あれとこれ。 計算のおもしろみが随所にあって、 流れる水すら、おもしろいと見入ってしまう。 空から見たらどん...
自家焙煎珈琲屋さんの川中幸博さんの『珈琲に遊ぶ』が出たころ、 それを片手に、フライパン焙煎をして遊んだ(手伝いをした)。 生豆を買いに行って、豆を洗い、 ハンドピックし、鉄のフライパンで煎る、というか煎り続ける。 たいへん。 ぱちんぱちんと豆が音を立て、チャフが飛び、 いいにおいにいい色となり、15分くらいで火から下ろし、 豆を割って、芯が残っていないか確認し、 うちわで冷まして、 そのうえまたハンドピックして、 その豆を2日置いて、 ミルで挽い...
逃げも隠れもしてないし、 だれもなにも私を追いかけてくることはないんだけども、 隠れ家で身をおさめたい。 洞窟っぽいとこや、 木の上とか、 屋根裏部屋っぽいとこなど。 そこらへんがデフォルトの、 『男の隠れ家』などの雑誌は目を通す。 そして男前なおっさんを内包するおばさんを目指したい。 隠れてる感じがしてくるお店のひとつ、 谷六のハンバーガーショップ『ANY's BURGER(エニーズ バーガー)』。 2階ロフトは屋根裏部屋感がたっぷりで、 この...
手みやげにと、ワゴンカーのドーナツ屋さんに向かう。 あいにくそこにはもうお店はなく、残念。 運よく近くでフロレスタが出店されてて、ドーナツは手に入れた。 おいしい。塩キャラメルがとくに。 かわいいワゴンのショップで、 スイーツや珈琲を売って、 おまけにいい気分までくれる人たちがいて、 ありがとうと思う。 最近でいちばん楽しかったワゴンショップは、 金沢の片町の料理屋でいしる鍋を食べた夜、 裏道をぶらぶら歩いているときに通りがかったかわいいワゴンの...
うまれてはじめて、サーカスに行く。 ずっと行きたかった。うれしい。 入場の行列も、開演を待つ舞台装置も、 クストリッツァ風のおちゃらけたような音楽も、 好きな雰囲気。胸が高鳴る。 生身の芸って、ど迫力で、 アクロバットかイリュージョンかわからないくらい。 自分の想像の限界をはるかに越える身体能力とか、勇気とか、 こうも見せつけられると、 私のあたまはせまくるしいなと、枠がはずれてくる。 サーカスってたぶんどんなに肩をはっても、 大人の目で見てられ...
今日の大発見は、 あひるのくちばしというのは生温かいということで、 エサをあげて、びっくりした。 神戸のポートピアアイランドにある 花鳥園に連れてってもらう。 熱帯性スイレン池のオオオニバスの、 花がにょっきり顔をを出すさまも、 見ものではあるけど、 その巨大な皿形の葉は、単色エキセントリック。 熱にうなされたときに見るような光景で、 なんともいえぬ気分になる。 草食性の魚類などから身を守るという葉裏のとげを見たくなる。 おとぎの影ようにおそろし...
モモ、20才。私の飼い猫。 玄関でひなたぼっこ中。 なまくらをして、寝ながら水を飲んでいる。 老猫となった今では、 1日のうち23時間30分くらい寝てるか横になってるんじゃないかと思うくらい。 留守がちでもあるので、起きて動いてるところをあんまり見たことないような。 いつも不機嫌そうな顔をしている。 どういう認識をしているのか、 どんなに乱暴にあつかわれても、 遊びにきた甥や姪を引っかくことはない。 だから、また次も乱暴な目にあう。 ベージュ色の...
高校のクラスには、デンマークからの留学生がいた。 金色の髪と透けるような色白肌で、青い目をした男の子。 しかし、アンゼルセンな夢心地の影はいっさいなく、 彼は史上最強、前代未聞に天然で、 全校生徒の北欧へのスタイリッシュなイメージを粉砕した。 修学旅行でパンツを忘れたり、 トイレに熟れたバナナを流して怒られたり(ゴミ箱より妥当だと思ったらしい)、 えびがきらいなのに、かっぱえびせんをポリポリ食べる。 あれから15年以上経つのに、 私、たぶん私たち...
毎日毎日、目の前に見てる山。 思いたって、ロープウェーに乗って、 葛城山の山頂まで行ってみる。 大阪平野のむこうに海も見え、 奈良盆地のうえにぽっこり浮かぶ雲の影を見た。 なんにしろ時期外れなので、 そのとき山頂にはだれもいなくて、 ぼんやりする。 まったく音がしない。 私の耳は何かを聞こうとするので、 しーんという響きが耳にせまってきて、 こわいくらい。 そこらは時がとまったみたいで、 独自の季節を歩んでるようで、 山がけにはまだあじさいが咲い...
いつもたいへんよくしていただいてるカメラマン氏に、 いつもめずらしいもので遊ばせてもらえる。 なにもせずにして私は棚からぼたもち。 ありがたいです。 今日は、たまに古い映画でみかける逸話いっぱいの『minox』。 スパイカメラとして有名で、これはminoxB型の後期タイプ。 1970年くらいに日本やドイツに輸出されたもので、 したがって、センチ表記されている。 フィート表記ならば、珍品度がどんと増す。 98×28×18ミリ、95グラム、 ボディを...
夕方というのは、 その季節がとても露呈される時間帯に思う。 今日は鳴尾浜のプールに行って、 潜っで泳いで、滝水にあたり、 チビッコにまぎれて、すべり台に乗った。 夏の遊びに、 ところは人人人でごったがえしてて、 おされ気味で忘れていたけど、 帰りみちに見えた海と空や、 吹いてくる風が、 夏の終わりの色やにおいがした。 そしてあんな小規模な自然のなかで、 ツクツクボウシの鳴き声、夏の終わりの音もした。 あの鳴き声。 私はいつもまずは夏の終わりを思い...
おいしさを言いあらわしたり、 味を褒めたりする言葉は、 実に多彩で、的を得てて、興味深くて、 『おいしさの表現辞典』は、しあわせの語録に思う。この本は楽しい。 私もいろんなものを食べてみて、 自分の辞典も改訂増補してく。 私の辞典には、 「容赦のない」とか「おもしろい」とかもあって、 そう表現したいカレーの出てくる『バンブルビー』は、 カレー屋さんどっさり大阪で、 個性的で、なにかちがうところにいて、いい。 いろんなお肉のカレーがあって、 猪肉、...
いつもなにごとかと思うくらい突拍子もなく連絡をよこす 高校時代のなかまたち。 当時は毎日が別れがたくて、 ひと駅もふた駅もいっしょに歩いて帰ったりしたけども、 今となってははなればなれで、 揃って会うなんて夢の話が、 偶然、このときそれぞれ奈良にいて、 思いがけずの最強の晩ごはんになり、 笑いすぎて、私は動作に支障がおき、 デザートについてきた花火で、 ひとさし指をやけどした。 呆け。まったくもって私。私らしく。 無敵の夜をありがとう。 夜中、ご...
『乙女の金沢』で、 心寄せていたおみやげ和菓子をほぼすべて網羅する。 どれもちいさくて、清楚でほのかで、淡色。 しばらく食べずに眺めてたいくらいにかわいい。 金沢はおみやげを選ぶのにもっとも楽しいところだった。 自分へは、 赤エナメルの箱をパッケージコレクションに追加したくて、 諸江屋のココア落雁。 そして、乗ったタクシーで話に出てきた圓八のあんころ。 ドライバーさんは圓八じゃないとダメだと言う。 あんこが想像よりずっとコクがあって、おいしい。 ...
お寿司って宝石に見える。 光を受けてキラキラして、 小さくとも、凛としてる。 素材の質感は想像力を揺さぶって、 ほどこされた細工が、 なおさら品をあげる。 惚れ惚れする。 金沢でお寿司を食べたくて、 名前にひかれて、評判も聞いてて、 乙女寿司に行く。 手取川の古々酒大吟醸などの加賀のお酒に、 お寿司とあてを、 地魚とおいしい魚でぜんぶおまかせした。 大将に向かってほほえんでしまうほどおいしい。 鰻や鱧や鯵やうにや鯛やこはだなどのなじみの魚も、 こ...
今年の夏の目玉に据えて、 金沢21世紀美術館へ行く。 ロン・ミュエック展が開催中だった。 この人、観るまでは「あはは!」としか思ってなかった。 でも目の前にすると圧巻。 船に揺られた日の夜のベッドのなかで、まだなお船に揺られてるみたいに、くり返しくり返し作品がチラチラとあたまにもだける。 仕事で3メートルのくわがたの立体物を作ったことがあって、 生きたくわがたを(キケン)、からだをはってまでスキャニングしたものの、そうこうまでしてできあがったのは...
メール便が届いて、 手紙と、Kuumbaの『ドリームメーカー』が入っていた。 ピンク色。ロマンチック。ありがとう。 さっそく1本に火をつけてみる。 ドリームメーカーは上品な女性っぽくて、 微笑みがえしをしてしまうような香りがして、 大好きだと思った。 今は半分を栞にしてる。 Kuumbaのお香は、 プレーンの竹芯香をエッセンシャルオイルに浸す製法で作られていて、 とてもフレッシュな香りがする。 さわやかな香りのタイプは、いつまでも爽快感をともなう...
夏休み。 日曜の夜、月曜の昼、火曜の昼。 ゆるむとこんなぐあいで、カレーばっかり。3日目。 おかしなくらい暑いとき、 とくにスリランカのカレーが食べたいなと思う。 解明不可能に混ざり込んだスパイスと、 魚の苦みダシで、どこのカレーよりも旨味があって、 ココナッツミルクが甘く、身体を冷ます。 ヨーグルトが入るよりもスープっぽくななるから、 ナンのような粉ものよりも精米が合う。 まさに酸、苦、甘、辛、鹹(塩)の五味調和。 効く。 江戸堀の『カルータラ...
日の出といっしょに起き、 そのまんま車にのって、 パンをかじり、 おもしろい話しか思いつかず、 松林をぬけて、 海にたどりつく。 服のまま足をつけると、透明の波が押しよせる。 ボディボードで沖と波打ち際を行ったり来たり、 昼からどんどん高い波がきて、ものすごくスピードが出る。 爽快で、楽しかったものだから、ずっと夢中で遊んでいて、 ラッシュガードの背中がめくれあがったままなのを気づかず、 気がつけば、腰だけいびつにまっくろにこげた。 足腰がぽかぽ...
かざぐるまのような包みの 桃林堂の生水羊羹。 皿に取ると、 羊羹の立方体がほんのちょっとだけねじれる。 のが、なんとも。 このかざぐるまの包みの、 パッケージの組み立てがよくて、 かんたんで、おさまりがいい。 なにかの参考になるんじゃないかと思うくらい、 うまくできていて、 いつも捨てるのを一瞬まよう。 和菓子のパッケージングは、 左脳を駆使したものが多い。 もちろん洋菓子も知恵が集結した作品であるけども、 和菓子はもう1級あがるというところ。 ...
大阪府立体育館の裏にあるスパゲティ専門店『タブキ』は、 仏頂面のおじさんが、 ひとりでオーダーを聞きにきてくれ、 スパゲティをなにかもごもご言いながらこしらえくれ、 あわてふためいてもってきてくれる。 それから、オーダーには必ず、 皮をむいたバナナ1/2本が、ほれってかんじで乗っかったサラダと、 バナナジュースがついてくる。 ワインスパ、パンプ・スープ・スパ、味噌煮込みスパ、 ワイン250円…メニューに我がある。 なんかとっても人に教えたい店。
個性のある本棚は人心地がして、それがいいから古本屋へ通う。 蒼月書房と一色文庫とベルリンブックスに行ってきた。 蒼月書房へははじめて。 2階にはめずらしい絵本やホームバイブル的な本が並んでいた。 それらを眺めるにぴったりな広間は、 ふっくらしたじゅうたんで、とてもきれいな青だった。 そんな家庭的な2階に対して、 1階がエッジのある音楽にからんだものが並んでて、 見るものが多い。 そうそう。この手の二面性のある人って多い。 暑い日が暮れてきたころに...
コメディ映画は舞台と同じで、観客も装置である。 地方の映画館のナイトショーは、 お客さんは探さねばいないほどガラガラ、 ひとつ笑うとすぐさまバケツで水をかけられたみたいにひんやりする。 『ザ・マジックアワー』をそんな過酷な環境下で観た。 水をかけられれても、西田敏行の受け芝居はよかった。 佐藤浩市の役どころに泣けてきて、 まちがいなく笑うところを、さめざめと泣く。 昔から「何やっても空回ってださい人」の映画を観ると、涙が出てくる。 『エド・ウッド...
硬派なテイストの、 玉造の『ヴィーナーローゼ』で珈琲を飲む。 駅から適度に離れた喧噪のがれの、 新しくてまっすぐな正統派喫茶店に、 襟が正される思いを求めて、 わざわざ足を運ぶ。 こんなテイストを大阪で限定するのであれば、 野田の『バーンホーフ』。よく通った。 こちらは、茨木にあった「ヴィーナーローゼ」を受け継いで、 玉造でひらいたそう。 喧噪のがれのまっすぐ硬派な喫茶店では、 東京の「カフェ・バッハ」が理想的。 山食もジャムも手作り。 スイーツ...
シンガポールは海南鶏飯。 タイならカオマンガイ。 ベトナムならコム・ガー。 マレーシアならナシアヤム。 カンボジアならバイ・ムーアン… ごはんの上にいろんな方法で調理された鶏肉がどかん乗っかってる、 香港や東南アジアの代表格のごはんもので、 屋台やフードコートなどにまで必ずある。 カレーよりよく食べた。 鶏肉が蒸されてるもの、ローストされてるもののちがいがあるけど、 これに添えられたチキンライスがポイントで、 好きなのは(場所によれば、炊いただけ...
ジブリの映画に出てきそうな、 シャカシャカシャカッて、 猛スピードで向かってきて、 人とか呑み込んでしまいそうなこの物体は、 京都祇園の安井金比羅宮のお札のかまくらで、 この神社は縁切り・縁結びで有名。 だけど、ご縁は男女のものだけでなく、 悪い習慣を断ち切り、幸運を結ぶというのに、 漠然と適用されるとのこと。 形代 (かたしろ)というお札に願いを書き、 かまくらの穴をくぐり抜けて悪縁を切り、 また反対からくぐり抜けて良縁を祈る。 終えたら、お札...
錦市場のごく普通の八百屋さんの奥に、 まかない席のように机が並べてあって、 そこでごはんが食べられるようになっている「いけまさ亭」。 店番のおじさんが腰かけて、おかず用の飾り切りとかをしてたりして、 それを横目に奥に入る。 京野菜の炊いたんとか、揚げたんとか、色ごはんとかの、 いたって普通のおばんざいであるけども、 レンコンおいしいとか、なすおいしいとか、 野菜のことをほめてあげられるような上品な味付けがされてる。 旬の野菜で季節によってメニュー...
高津宮の近くにある「豚玉」へ。 そう思われがちな屋号だけど、そう言い切れず、 おいしいチーズを使ったイタリアン系のメニューが豊富で、 ワインに合うメニューがジャンル問わず揃ってる料理屋さん。 〆に豚玉という暗黙の流れがある。 豚玉にワインが合う。 かなりオーダーしたけども、 隅までおいしいし、くせになりそうなものばかり。 スノークのおじょうさんのイッタラグラスをもらう。 そしてそれで朝、オレンジジュースを注いだら、 スノーク族は感情で体の色が変わ...
このブラウザにブックマークしているアメリカのサイトで、 際立って数があるのは、 マフィン屋さんとカップケーキ屋さん。 あのかたちには、目で味わうおいしさがあって、 ひんぱんに訪れる。 木津にあるマフィン専門店『Cafe Gic』(カフェ・ジック)へ行く。 私はクランブルが乗っかってるのと、 ベイクされてひからびたフルーツ片が乗っかってるマフィンに弱い。 てっぺんが行儀わるくあばれ飛び出してるとなおよし。 お店には、棒状に焼かれたマフィンに切り込み...
万博公園の夢の池。 スワンボートは、 どれもかわいらしい気持ちを乗せているのがわかる。 悪がない。いい眺め。 ここはイサム・ノグチ作の巨大な噴水が数点ある。 今はオブジェとなっていて、水を噴く機能はない。 とてつもない大きさなのに、 ひっそりと、というのがぴったりなおもむきで、 なんだか昔とはちがうことを考えてるみたいで、 私の尺度でいう「生命力」は、スワンボートに負けてる。 あたりまえだけど、スワンは目的が明確だから。 私は万博を知らないので、...
殿、王子、将軍さま、と呼ばれ育った 友だちのとこの飼われ猫(オス)が、 私の横に座り、 私の顔を見つめ、 私の(素)足を、ペロリ(ジョリ)。 またペロリ(ジョリ)。 どうせどっかで魚でも踏んできてんやろという意見もあったけど、 女王様とお呼び。 猫がおのれ以外を舐める行為というのは、 ・愛情表現。 ・狩猟本能的に狩りを有利に運ぶため、身のまわりの消せる匂いを消している。 ・きれいにしてあげたいと思うおせっかい(毛繕いの一種)。 ・愛し守りたいもの...