札幌千夜一夜物語 1
二週間前まで気温が-10℃以下の日が続いていました。朝、顔が冷たくて目が覚め、ストーブを起きる二時間前に点けていても室温が20度になりませんでした。 住んでいるアパートが古いせいもありますが、寒さに震える毎日。いつまでこんな日が続くんだろうと思っていましたが、やっと今週になって少し温かくなりほっとしています。 こんな寒さが来るたびに震えていた独身時代を思い出します。まだ私が20代前半の貧乏暮らしをしていた時、今住んでいるアパートよりもっと古...
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二週間前まで気温が-10℃以下の日が続いていました。朝、顔が冷たくて目が覚め、ストーブを起きる二時間前に点けていても室温が20度になりませんでした。 住んでいるアパートが古いせいもありますが、寒さに震える毎日。いつまでこんな日が続くんだろうと思っていましたが、やっと今週になって少し温かくなりほっとしています。 こんな寒さが来るたびに震えていた独身時代を思い出します。まだ私が20代前半の貧乏暮らしをしていた時、今住んでいるアパートよりもっと古...
定期的に薬をもらうだけの病院通い。診察といっても「何も変化ありませんか」「はい、何もないです」で終わる。はずだったのに今回の「肝臓ガンじゃないか」事件の発端は体重にあった。定期的に通っていると、一ヶ月に一回体重を量るのである。悪いことに年末忙しすぎて前回より体重が5㌔落ちていた。あくまでも多忙の為である。 医者の頭の中には「アル中だから何処か病気、持ってるぞ」と疑いはあったと思う。そして体重の激減、「これはガンだ!」と思われてしまったのだろう...
その日は吐き気を我慢しながら仕事の準備にかかった。だが二十分もしないうちに我慢しきれず会社を退社。家に戻ってから酒を散々飲んで寝て過ごしていた。 目が覚めても酔いは残っている。酔いというよりも精神の錯乱、こんな人間の行動は訳がわからない。何を思ったのか精神病院に電話をし「私はアル中です、どうしたら良いのでしょうか」と話していたような気がする。 一時間後、気が付いたら精神病院のケースワーカーが前にいた。よっぱらい運転でこの病院に、しかも診療時...
断酒に入ってから4ヶ月がたった。まだ抗酒剤を飲んでいるので、手放しで酒を止めたとはいえない。テレビで「まだ断酒してから4年しか経っていません」と言っている人を見たことがある。その人のことを思うと、まだまだ未熟である。 そんな折今日の朝、つい間が差して料理酒を「ま、いいかっ」ごくごくと二口。効いたなんてモンではない。抗酒剤がこれほど効果があるとは思わなかった。心臓は高鳴り、顔は熱くなり、腰は抜け、吐き気が襲い、横になるとそのまま二時間気を失った...