リービ英雄『日本語を書く部屋』
文庫を買って読んだのだが、元になった本が刊行されたのは2001年らしい。それでも、不思議に震災後(もっと言えば、原発事故後)の今の時代に対してアクチュアルなメッセージが多く含まれていることに驚いた。一点目は、日本文化に対する意識。それから二点目は、災害と文学の関わり。 まず一点目だが、リービ氏が「日本語」に対する、いささか奇矯とも言うべき偏愛を繰り返し語っているのはかなり周知のことかも知れないが、ここではその延長での日本文化に対する愛が語られ...
『ono-deluxe』(小野裕三公式ブログ)
俳句・俳句評論など、いろいろと書き物をしています。
※未来の世代に確かな明日を渡すために、脱原発のさまざまな取り組みに私も心より賛同いたします。 ⇒脱原発に関する私自身のコメント / 「脱原発アピールの黄色いリボン Yellow ribbon against nuclear power」
●活動の記録
主な受賞歴 + 各年の発表原稿
●著書
『現代の俳人101』(金子兜太編・共著、新書館) / 『メキシコ料理店』(中沢けい解説、角川書店) / 『超新撰21』(共著、邑書林)
●派生ブログ
子育てツイッター(写真付き)
●関連サイト
兜太ワールド(金子兜太) / 豆畑の友(中沢けい) / 豆の木 / 週刊俳句 / 俳句樹
●友人/知人のサイト
陶と漆(菱田賢治) / 観察映画の周辺(想田和弘)
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文庫を買って読んだのだが、元になった本が刊行されたのは2001年らしい。それでも、不思議に震災後(もっと言えば、原発事故後)の今の時代に対してアクチュアルなメッセージが多く含まれていることに驚いた。一点目は、日本文化に対する意識。それから二点目は、災害と文学の関わり。 まず一点目だが、リービ氏が「日本語」に対する、いささか奇矯とも言うべき偏愛を繰り返し語っているのはかなり周知のことかも知れないが、ここではその延長での日本文化に対する愛が語られ...
『傘』は創刊以来ずっと送っていただいていて、それでも2号はついついこのブログで評を書きそびれてしまった。なんとなく震災後のドタバタ、というのもあったのだけれど、2号のテーマのライト・バースがどうにもとっときにくかったという実感も、実はある。俳句とライト・バースとの繋がりが、どうも僕の頭の中でぱちんと繋がらなかった。勿論、それは僕がそう感じたというだけのことではあるが。 と、そこへ行くとこの3号のテーマは飯田蛇笏。ライト・バースに比べれば、なん...
リドリー・スコットは昔から好きで、その監督が面白いプロジェクトをやったというので昔から気になっていた。YouTubeを使って世界中から動画を募る。ただし条件があって、ある特定の一日に撮った動画。それを集めて編集したのがこの映画。アイデアは面白いが、逆に言えばたったそれだけの映画でもある。当然ながらストーリーらしいストーリーはないし、ある意味では平凡な日常の断片の寄せ集めでしかない。 ところが、この寄せ集めのような映画が、めっぽう面白い。さまざ...
書評などで話題になっていたので、昨年末に感慨にふけりながら読んだ一冊。今回の事故が孕むさまざまな問題を考える上ではとても有益な一冊だと思う。 内容としては、福島で田舎暮らしをしようと地元の県に移り住んだ作者が、震災と原発事故に遭遇する。そのことを、実体験に基づいて丹念に、そして容赦なく描いていく。容赦なく、というのは、原発事故を起こした東電や政府の側に容赦なく、という意味もあるのだが、この本の特筆すべきは、よくありがちな「被害者≒絶対的な弱者...
